ベガルタ仙台基本理念
地域のシンボルたるプロサッカーチームとして、豊かなスポーツ文化の振興や青少年の健全育成、地域の活性化に寄与する。
地域のシンボルたるプロサッカーチームとして、豊かなスポーツ文化の振興や青少年の健全育成、地域の活性化に寄与する。

株式会社ベガルタ仙台がクラブ設立32周年を迎える2026シーズンに、Jリーグは大きな転換期を迎える。経営に大きなインパクトを与えるといわれるシーズン移行である。
「勝ち負けだけではない」とも「結果が全て」ともいわれるプロ・サッカーの世界では、地域共通の誇り・憧れ・シンボル等を目指す「競技性」、また持続可能な経営等の「事業性」、地域の公共財としての役割等の「社会性」が、クラブ運営の3大要素と言われる。
Jリーグでは、プロ化以降に築き上げてきた「入場者数の増加」などの成果と、欧州を中心とした世界との差を踏まえ、目指すべき10年後の姿として「全Jクラブの経営規模を1.5~2倍へ」等を掲げているが、地方の各クラブが置かれている経営環境は一様ではなく、言わば「地域特性等を踏まえた独自の生き残り戦略」が求められている状況である。
こうした大きな時代の転換期に的確に対処し、当クラブの進むべき道筋を分かりやすく示すために、新たな経営ビジョンを定めることとし、以下のとおり、シーズン移行から10年後となる2035年を見据えて、当クラブの目指す姿、実現のための基本戦略、実施事業の体系、年度毎の事業計画との関係等をまとめた「経営ビジョン2035」~ベガルタ仙台の目指す姿と方向性~を定める。
“ EVER GOLD SPIRIT ”
~永遠に輝き続ける黄金の魂~
〇J1で安定して戦い、東北の雄として、日本の頂点を目指して戦い続けるベガルタ仙台
〇多様な外部連携により時代の変化を乗り越え、持続可能な経営を続けるベガルタ仙台
〇地域への感謝を胸に、地域に愛され、必要とされ、応援してもらえるベガルタ仙台
〇東日本大震災の経験を継承し、頑張る誰かの「希望の光」であり続けるベガルタ仙台
現状との乖離を客観的に見極めて、長期的な活動の土台となる施設整備、その活用による人材の確保と育成、強固な財務基盤の確立などを積み重ね、段階的、螺旋的に、目標に近づく現実的なアプローチが必要である。
経営資源の獲得や熟度向上のためには、外部組織とのWIN-WINの関係づくりや収益の確保と地域課題の解決を相互補完的に進める必要がある。伝統的な「三方良し」の理念や現代の「ローカル・ゼブラ」の理念が公共財たる当クラブに相応しく、この「三方良し」のアプローチによる外部連携を進める。
熱量の高い応援文化、良好なスタジアムへのアクセス、劇場型のスタジアム、公園と一体となった大規模イベントの開催可能性、等の優れた地域特性を生かし、新たな事業手法等を活用したスタジアムのプロフィット・センター化、賑わい創出のための「まちづくり政策との連携」等、無形資産のシナジー効果を最大化するアプローチを進める。
下記の事業体系の3つの柱と各部の事業計画、個人の達成目標の対応を「見える化」する。
1)一貫したフットボール・フィロソフィーの体得、実現
2)アカデミーからトップチームへの昇格、トレーニング参加等の連携強化
3)ユースチームのプレミア定着、プリンスリーグ昇格・定着と裾野の拡大
1)指定管理と新たな事業手法を組み合わせたスタジアムのプロフィットセンター化の推進
2)ニーズに対応した商材開発、顧客経由の紹介、マッチング等でパートナー企業開拓を強化
3)観戦環境の改善と更なる集客増のための席種やチケット戦略
4)SNS戦略、コンテンツビジネスの強化、専門事業者との連携強化
1)SDGsイベント等での地域貢献と活動原資の確保
2)七北田公園での大規模集客イベントと賑わいづくり、地域団体との連携推進
3)ホームタウンが抱える観光振興等の課題対応への協力、機会提供
1 進捗管理~PDCAサイクルの実施~
2 外部への公表~外部連携の強化のために~
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いま、私たちの暮らす社会では、環境・政治・経済など様々な分野で多くの危機的な問題が顕在化してきています。たとえば、世界に類を見ない高齢化の進展と労働人口の減少、自然災害の頻発化・大規模化、そして感染症のパンデミックなどの問題が、社会の持続可能性を脅かす大きな要因となっています。
当クラブを含む企業のビジネス環境の持続可能性も不確実さを増しており、だからこそ、企業は規模の大小や業種に関わらず、それぞれが本業のプロセスでSDGs(持続可能な開発目標)の達成に役割を果たせるようにビジネスを進化させることが必要であり、それはクラブの「生存戦略」としても不可欠です。
「スポーツは、よろこび、悲しみ、嘆き、感動、感激、満足、期待、不安、怒り、反省、後悔、なぐさめ、連帯感、孤独感など人生で経験するすべての感情を経験できるという意味で人生の縮図だ」という朝比奈一男氏(運動生理学者)の言葉があります。(※)
スポーツが愛され、リスペクトされるのは、選手・スタッフの厳しい練習の積み重ねと真剣な試合などを通して、こうした「人生の縮図」としての感情経験を提供できるからであり、私たちスポーツクラブには、スポーツの持つ、人々を集める力、巻き込む力を使って、SDGsの認知度向上を図るとともに、達成に貢献する「スポーツSDGs」の推進が求められています。
そこで、当クラブはJクラブの根本である社会連携活動「シャレン!」によって地域課題の解決に取り組むとともに、東日本大震災を経験した被災地のクラブとして、防災活動を含めた安心安全なまちづくりに貢献することなどにより、SDGsの達成に向けて取り組んでまいります。
また、「市民クラブ」として、市民・県民、各自治体、企業そして学校・各団体など地域のすべてのステークホルダーのみなさまのハブとなり、パートナーシップで地域課題の解決に取り組み、地域とともに未来を創る活動に全力をあげてまいります。
その結果として、地域のみなさまから「次世代にも残したい大切なものはベガルタ仙台」と言っていただけるクラブを目指してまいります。
※朝比奈一男「体育の科学『現代スポーツの諸問題 ドーピング』」1971より引用
SDGs17項目のうち、「当クラブにおける事業・アセットの強み」と「地域のニーズの大きさ」などを考慮し、以下の5つを重点目標として取り組んでまいります。
あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
<クラブ目標>
あらゆる年齢のすべての人々が参加できる生涯スポーツへの貢献
すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
<クラブ目標>
スポーツを通じた、どこでも通用する人材の育成
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
<クラブ目標>
スポーツを「する」「観る」「支える」「語る」という多様な価値観のもと、少子高齢化への対応、再生可能資材の活用、スタジアムやクラブハウスを利用した防災拠点づくり
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
<クラブ目標>
持続可能な消費と生産のパターンを確保するスタジアムなどでの再生可能資材の活用、ごみゼロなど持続可能なライフスタイル
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
<クラブ目標>
市民、行政、企業、NPOなどの地域の担い手をつなぎ、SDGsの取り組みを推進
ベガルタ仙台 みんなのSDGs ~Go for Everyone’s Sustainability~
ベガルタ仙台は、地域のファン・サポーター、ボランティアのみなさまと共にある「市民クラブ」であり、これに自治体や企業のみなさまも巻き込むことで、地域一丸でSDGsの達成に取り組み、地域課題の解決、安心安全なまちづくりに貢献します。
みんなのSDGsを合言葉にクラブ内外でSDGsの周知および活動を推進する。
2024年9月21日SDGsデー
ベガルタフードドライブ
地産地消 自治体PRブース
県民に向けた防災サッカー教室や防災事業を通じ、防災への意識向上を目指す。
防災サッカー教室
スタジアム防災訓練
VRを活用した啓蒙活動
宮城県内35自治体へベガルタのシャレン!を周知し、連携を希望する自治体とSDGs活動を実施。
地域課題解決
ホームタウン応援選手
ビーチクリーンプロジェクト
<参考>
クラブのフロント社員は、個々に以下のようなマイクレドカードを持ち、日々の業務の中でSDGsの取り組みを推進してまいります。