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「V PRESS」

　仙台での3シーズン目、すっかり守護神として定着したGKヤクブスウォビィク。毎試合チームを救うファインセーブを連発していることもあり、仙台サポーターからはいつしか「クバ神」と呼ばれ、お守りなどのグッズまで登場するなど、愛される存在となった。

　スウォビィクは10月末から抽選制で試験的な試みではあるものの、練習場にサポーターが戻ってきたことを喜んでいた。「素晴らしいサポーターで、12番目の戦士だと思っています。そのサポーターと喜びを共有したいですし、そのために勝点3を取りに行きたいです」と改めて、サポーターに勝利を届けるという思いを強くしていた。

　チームはJ1残留をかけ厳しい試合が続いているが、スウォビィクは「自分はいつもやっていますが、ベストを尽くしてチームを助けられたら良いと思っています。勇気と集中、そして焦れずにやることが大事です」。プレッシャーのかかる試合が続く中でも、平常心でゴールマウスに立ち、相手の攻撃を防ぐことに全力を注ぐ。それができるからこそ高いパフォーマンスを維持できている。

　奇しくも今節の対戦相手の名古屋には、同じポーランド国籍で、愛称も同じ「クバ」というFWシュヴィルツォクがいる。初の「クバ対決」となるが、名古屋の「クバ」のシュートを止めて、勝利に貢献して欲しい。