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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

大一番!勝利に向かって一丸となれ。
スペイン国籍監督の下、J1残留に向けて戦う徳島との大一番。
選手、監督・スタッフ、サポーター…一丸となり勝利をつかみ取れ!

 秋も深まりを見せ、明治安田生命J1リーグは中盤戦から終盤戦へとさしかかろうとしている。仙台はJ2降格圏脱出のため、なかなか勝利をつかめず苦しんだ8月からさらに攻守でギアを1段上げ、奮闘を見せている。

 9月12日の第28節・G大阪戦、果敢にゴールに向かって攻めた仙台は37分、この日9試合ぶりの先発出場を果たしたDF4蜂須賀孝治のクロスからFW42富樫敬真がヘディングシュートを決めて先制した。直後に追いつかれたが、42分、MF6上原力也のフリーキックからまたも富樫がヘディングシュートを決めて突き放した。後半PKで同点に追いつかれたが、79分途中出場の選手たちが躍動した。MF18中原彰吾のパスを受けたFW15西村拓真がゴールに向かってドリブルで突進。FW33フェリペカルドーゾもうまく相手DFを引きつけることに成功し、西村が放ったシュートはゴールに吸い込まれた。3-2と激闘を制した仙台は貴重な勝点3を得た。9月18日の前節・清水戦は、今シーズン2回目の連勝を狙ったが、前半セットプレーから失点。後半布陣を変えて攻勢に出たが、ミスから失点する苦しい状況となった。それでも60分、上原のコーナーキックのこぼれ球をフェリペカルドーゾが拾って、今シーズン初ゴールを決めた。その後も相手の布陣変更に対応しながら、最後まで諦めずにゴールに向かい続けたが、1-2と惜敗となった。

 清水戦は悔しい敗戦だったが、下を向いている暇はない。ここから3試合も順位の近いチームとの対戦が続く。この3試合でしっかり勝点を積み上げれば、J1残留は見えてくる。まずは今月唯一のホーム戦の徳島戦に必勝を期する。

 徳島は昨シーズンまでの4シーズン、スペイン国籍のリカルドロドリゲス前監督が指揮を執り、選手にうまく立ち位置を取らせる戦いを浸透させ、J1昇格を決めた。その後、リカルド前監督の浦和監督就任に伴い、同じスペイン国籍のダニエルポヤトス監督が就任した。しかし、7シーズンぶりのJ1で苦戦が続き、直近では6連敗中だ。チームの中心はリカルド前監督時代から攻守の要であるMF8岩尾憲。中盤で自由に動かれると脅威となる存在だ。前回対戦でゴールを決めているMF15岸本武流も出場停止明けで復帰する。この夏、G大阪から完全移籍したFW17一美和成も前節の川崎F相手にゴールを決めており、注意が必要な選手だ。

 仙台が勝点22の18位に対し、徳島は勝点23の17位で、ともに降格圏脱出に向け、是が非でも勝ちたい試合だ。このような試合だからこそ、守備では球際勝負で激しく、攻撃ではシュートまでやり切る姿勢が必要だ。得点力不足に苦しんだ時期もあったが、ここ2試合はFWが点を取れている。自信を持ってゴールに向かいたい。

 選手、監督・スタッフ、サポーターとチームに関わる全ての人たちが一丸となり、大事な一戦、絶対に勝利をつかみ取ろう!