VEGALTA FREE Wi-Fi PORTAL SITE VPORT

VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

仙台の強さを思い出せ!
若手選手に移籍選手が加わり、攻撃の勢いを増す鳥栖。
サイドや背後のスペースを突き、勇気を持ってゴールに向かえ!

 明治安田生命J1リーグは8月21日の第25節・横浜FM戦から中3日の3連戦。初戦の横浜FM戦で0-5と悔しい敗戦を喫した仙台は、25日にホームのユアテックスタジアム仙台で行われた前節・FC東京戦に挑んだ。前半セットプレーから失点し、0-1で後半に折り返すと、後半開始早々のMF7関口訓充のシュートを皮切りに、仙台の選手たちは果敢にゴールに襲いかかった。そして62分、MF6上原力也のフリーキックからDF5アピアタウィア久がヘディングでうれしいJ1初ゴールを決めた。その後も逆転を目指し、全力で戦ったが試合終了間際のセットプレーで相手にPKを与えて失点。前節からのリバウンドメンタリティを示し、あと1歩で勝点を得られるところだったが、1-2で惜しくも敗れた。

 この試合でサポーターから掲げられた横断幕には「仙台の強さを思い出せ。選手とサポーターが信じ合い共に闘うこと、それが仙台の強さ」と書かれていた。まさに今、仙台に関わる全ての人たちが共に闘い、勝利に向かって行かなければならない。手倉森監督が「勝負の月」と語った8月を締めくくる鳥栖戦、絶対に勝利で終わりたい。

 鳥栖は今シーズン好調で、現在6位。クラブ初のACL出場も狙える順位にいる。アカデミー出身選手も数多くトップチームで活躍し、チームの好調に結びついている。チームの中核を担う中盤の底でプレーするMF10樋口雄太もU-18から鹿屋体育大を経てトップに戻ってきた選手。攻撃へ展開する精度の高いパスは警戒したい。U-18出身のMF松岡大起は清水へ完全移籍し、東京五輪でも活躍したFW林大地もシント=トロイデンVV(ベルギー)に完全移籍したが、鹿島からMF13白崎凌兵とMF37小泉慶を獲得。京都橘高で2トップとして活躍したMF22小屋松知哉、MF44仙頭啓矢、チームトップのゴール数を誇るFW9山下敬大など攻撃のタレントは豊富。元仙台MF7中野嘉大の左サイドからの攻撃参加にも注意したい。守備ではDF3エドゥアルドが守備の要として活躍。元仙台MF4島川俊郎も守備だけでなく攻撃の起点として活躍している。

 仙台としては、相手の攻撃陣の勢いをまともに受けてしまうと、横浜FM戦のように大量失点となってしまう。できるだけ高い位置で攻撃の芽を摘むため、攻撃の起点となるDF陣や中盤にしっかりプレッシャーをかけ、難しければ自陣で守るといったメリハリのある守備を心掛けたい。攻撃に関しては3バックの背後を取れればチャンスは広がる。クロスを有効に使いながらゴールを狙いたい。

 顔を上げ、勇気を持って戦い、勝点3を全力で勝ち取ろう。