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「V PRESS」

　昨シーズン、ユースからトップに昇格し、ルーキーイヤーから活躍を見せた宮城県登米市出身GK小畑裕馬。プロ2年目の今シーズンはルヴァンカップ4試合に出場した。そして、広島戦では無失点に抑えて、勝利に大きく貢献。「常に準備をしていましたが、個人的にもチーム的にも良い流れをつくれて、自分のプレーがうまく出せました」と、良い準備をしてきたことが結果につながった。

　現状、リーグ戦ではGKヤクブスウォビィクが試合に出続けている。「クバ（スウォビィクの愛称）という大きい壁がある中、チャンスをつかむ場と考えているので、形に見える結果を出したい」とルヴァンカップでは積極的な姿勢を見せる。また、先月からは身長2mを越えるGKストイシッチも加入。「自分は1、2歩動かなければいけないボールも、ネージャ（ストイシッチの愛称）は届きます。自分はハードワークで、身長やシュートストップの意識の違いを補いたい」と大きな刺激を受け、自身の成長につなげようとしている。

　1番の魅力はキック精度の高さ。「パス、キックの部分は自分の強みです。ただ、良いことをしようとすると欲が出て判断ミスをするので、状況判断をしっかりやりたい」と意気込む。持ち味を生かした攻撃の起点となるプレーと、進化を見せるシュートストップを武器に、再び迎える広島戦での勝利に貢献することを目指す。