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「V PRESS」

5月攻勢へ、チーム一丸!
オルンガ移籍も、新戦力の力を借り新たなスタイルが浸透しつつある柏。
選手全員の意思統一を図って戦い、全力で勝ちに行こう!

 Jリーグは週末に明治安田生命J1リーグ、水曜日にJリーグYBCルヴァンカップの試合が入り、厳しい連戦の最中にある。リーグ戦は前節アウェーで札幌と対戦。前半は主導権を握り、MF26加藤千尋のゴールで先制できたが、後半相手の途中出場の選手を止めきれず1-2で敗れた。

 カップ戦は今シーズン3回目の公式戦での対戦となる横浜FMとの一戦となったが、前半相手攻撃陣の勢いを止めきれず2失点。35分にFW19皆川佑介が相手GKのポジショニングミスを見逃さず、ロングシュートを決めたが、後半立ち上がりで立て続けに2失点を喫し、終了間際にもフリーキックで失点。それでも試合終了直前にMF32氣田亮真が意地のゴールを決めて、2-5で敗戦した。大量失点を喫したことは大きな課題だが、皆川、氣田に移籍後初の公式戦ゴールが生まれたことはプラス材料だ。

 連戦でコンディションを調えるのが難しい状況だが、攻守でやるべきことをもう一度確認し合って、誰が出場したとしても組織的に戦わねばならない。気持ちを1つにして柏戦に挑む。

 柏は昨シーズン、28ゴールを叩き出したFWオルンガがカタールのアル・ドゥハイルSCに完全移籍。得点源を失ったチームは序盤戦なかなか勝利を挙げることができなかったが、リーグ戦ここ3試合は3連勝。ようやくオルンガが抜けた状況でのチームバランスを整えつつあり、巻き返しを狙っている。

 新戦力では昨シーズンまで仙台に在籍したMF26椎橋慧也がボランチで活躍中。前節・徳島戦では移籍後初ゴールも決めて、ネルシーニョ監督の信頼を勝ち取っている。攻撃の核はMF10江坂任。リーグ戦直近2試合は連続ゴールを挙げており、個人技にも要注意だ。前節2ゴールでチームトップの4ゴールを挙げているFW19呉屋大翔の得点感覚の鋭さも脅威となる。また、守備では福岡への期限付き移籍から復帰したDF44上島拓巳が守備を統率し、安定感を増している。

 仙台としてはまず相手の強いプレスや、アタッカー陣の積極性に怯まず、コンパクトな守備陣形を整える意識を持ちたい。球際で戦う意識と、飛び込んでかわされないよう粘り強く対応する意識の両方が必要だ。そして好調の加藤や氣田の突破を生かし、サイドを起点に決定機をつくり出したい。調子を上げてきているFW15西村拓真や、チームのために献身的にプレーするFW11赤﨑秀平のゴールにも期待がかかる。

 先発メンバーの11人だけではなく、サブメンバー、さらにはベンチに入らない選手も、勝利に向けて一丸となってこの一戦に臨み、絶対に勝って5月こそ反転攻勢の月にしよう。