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「V PRESS」

　目まぐるしくポジションを変える横浜FMの攻撃には、攻守のバランス感覚と勝負どころの攻撃センスを備えたMFが必要。その一人であり、中盤で“効いて”いるのが、渡辺皓太だ。

　ジュニア（小学生）年代から、東京Vのアカデミー育ち。高校3年時の2016年、東京Vのトップチームに2種登録されて明治安田生命J2リーグ11試合に出場した。翌2017年のトップチーム昇格後は主力に定着し、ゴールも記録。そしてチームの大黒柱となった2019年の途中に横浜FMからオファーを受け、完全移籍でJ1の舞台に移ることとなった。

　横浜FMでは激しい中盤のポジション争いの中で、2列目でも3列目でも適応してチームの中盤を支えている。昨季にはACLにも出場を果たした。

　東京V仕込みの高い足下の技術が最大の武器で、相手に囲まれた狭いスペースの中でもボールを動かせる。また、鋭い切り返しで、対面する相手を振り切ることもできる。今日のこの一戦でも、ポジションや出場時間を問わず、攻撃のアクセントとなるだろう。