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「V PRESS」

　今シーズン、J2磐田から期限付き移籍加入した上原力也はここまでJ1リーグ全試合に出場している。精度の高いキックも魅力の1つだが、スタミナや走力も特筆すべき部分だ。第3節・鳥栖戦では走行距離13.30kmと攻守に走り回った。チームのためにどんなポジションでもこなそうという意欲があり、これまで公式戦ではほとんど経験が無かったというトップ下でもプレーしている。「まだ難しさやぎこちなさはありますが、チームの状況で起用された意味を理解して、自分の特長をボランチでも出せるようにやりたいです。攻撃の起点となるプレーを増やしていきたいです」と新たなポジションにも精力的に挑んでいる。

　どんなポジションでもゴールに向かう意識は高い。第2節・川崎F戦でのゴールは自らが決定機の起点となるパスを出し、その後、ゴール前へと駆け上がり、マルティノスのシュートのこぼれ球をゴールへと押し込んだ。「多少無理をしてでも攻めて点を取りにいかなければなりませんでした。勝負のパスを意識した結果得点につながりました」と、ゴールに向かおうとする意識は強い。

　「ここから何としてでも挽回できるようにしたいです。もっとチームを勝たせるように、勝負どころで結果につながるプレーを出したい」と意気込む上原。どんな時も前向きさを失わず、ゴールに絡む活躍を見せて、ぜひ勝利に貢献して欲しい。