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「V PRESS」

　今大会のニューヒーロー賞候補。強気の姿勢で清水の攻撃に勢いを加えるのが、今季プロ2年目の鈴木唯人だ。

　市立船橋高校在籍時にU-18日本代表に選出された経験を持つ。3年時には10番を背負って活躍し、2020年に清水でJリーガーとしてのキャリアをスタートさせた。

　ルーキーイヤーの昨季は、中断明けの明治安田生命J1リーグ第2節・名古屋戦で先発に抜擢され、30試合に出場。FW、サイドハーフ、さらにサイドバックと、多くのポジションで出場機会をつかんだ。

　どのポジションに置かれても、鈴木の持ち味は前への推進力。キープ力が高く、前を向いてのドリブル突破で攻撃の道筋を切り開く。相手DFに果敢に勝負をしかけ、チームの決定機を数多く演出してきた。

　2年目の今季はチャンスメイカーに加え、フィニッシャーとしての期待がかかっている。対人守備能力などでも成長を見せている鈴木だが、やはりそのプレースタイルはゴールにつながるもの。仙台はこの若きアタッカーを封じ、清水の攻撃の勢いを止めたい。