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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

今こそ、熱い気持ちで団結!
主力選手流出も、サッカーの質を追求し続ける好チーム大分。
攻守にアグレッシブに戦う姿勢を貫き、ホーム初勝利をつかみ取ろう!

 かつてない長い中断期間を経て7月に再開した明治安田生命J1リーグも中盤戦を迎えている。仙台は第15節・G大阪と対戦。開始早々にDF26浜崎拓磨のコーナーキックからFW29アレクサンドレゲデスのヘディングシュートで幸先良く先制に成功したが、直後に2失点。それでも前半PKのチャンスを獲得するが、FW15西村拓真のPKは相手GKに止められてしまった。後半も決定機をつくったが、試合終盤2失点を喫し1-4と悔しい敗戦を喫した。中3日で迎えたアウェー戦の前節・鹿島戦だったが、立ち上がりは良かったが前半終了間際に失点し、後半にもさらに追加点を許した。終盤セットプレーからFW20長沢駿が意地のゴールを決めたが、追撃及ばず1-2で敗れた。

 なかなか結果に結びつかず苦しい状況だが、丁寧にパスをつなぎ決定機をつくり出す形や、攻守にアグレッシブに走る姿は見せられている。今節・大分戦、内容に加えて何としてでも勝利という結果を得たい。

 大分は就任5年目で、かつて仙台で左サイドバックとして活躍した片野坂知宏監督が率いる。質の高いパスワーク、的確なポジショニングを武器に攻撃的に試合を進めるのが特長で、J3からJ1へと一気に駆け上がった。ただ、今シーズンは5連敗を喫した時期もあるなど、苦しい戦いが続く。FWオナイウ阿道が横浜FM、FW後藤優介が清水、DF庄司朋乃也がC大阪へ移籍するなど、昨シーズンの主力選手がチームを離れた影響も小さくはない。それでもサッカーの質を追求する好チームであるのは変わりない。

 攻撃陣はここまで3ゴールを挙げているのが、昨シーズン途中にG大阪から移籍した左サイドのアタッカーMF11田中達也と、昨シーズンJ3の群馬から完全移籍したFW31髙澤優也。広島から完全移籍のFW16渡大生、松本から完全移籍のMF8町田也真人もゴール感覚が鋭い。中盤は元仙台MF4島川俊郎が攻守に奮闘中。守備陣は要となるDF5鈴木義宜、攻撃参加も得意で急成長を見せるDF29岩田智輝、鹿島から移籍2年目のDF3三竿雄斗ら能力の高い選手が並ぶ。

 仙台としては高い位置から激しくプレッシャーをかけ、迫力ある攻撃を見せたい。前節、負傷から復帰を果たしたFW19ジャーメイン良をはじめ、攻撃陣のゴールへ向かう姿勢を強めていきたい。一方の守備は相手の揺さぶりに我慢強く対応していきたい。本格復帰を果たしたキャプテンDF23シマオマテを中心とし、堅守を築き上げたい。

 今こそ、今シーズンのスローガン「熱結」の言葉通り、熱い気持ちを持ち続け、チームの団結力を見せる時。みんなが待ち望むホーム初勝利をつかみ取ろう!