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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

立ち上がり、牙を剥け!
昨季王者で充実のアタッカー陣を揃え、攻撃的に戦う横浜FM。
守備での共通理解を深め、相手陣内のスペースを突きゴールを目指せ!

 厳しい過密日程の明治安田生命J1リーグ。そんな中、仙台は激しくタフに連戦を戦った。7月22日にはホームユアテックスタジアム仙台で川崎Fと対戦。前半はFW19ジャーメイン良のドリブル突破からチャンスが生まれ、FW20長沢駿の今シーズン初ゴールで先制。さらにDF36柳貴博のパスを受けたMF18道渕諒平が豪快なミドルシュートを放ち、強豪川崎F相手に2点リードを奪った。しかし後半、川崎Fの猛攻を止めきれず3失点。終盤必死の反撃を試みたが及ばず、2-3で敗れた。その後、中3日で迎えた7月26日アウェーでの柏戦は、相手攻撃陣への対応に苦しみ失点を重ねた。後半開始早々にFW15西村拓真に仙台復帰後初ゴールが生まれたことや、GK24小畑裕馬がPKをストップできたことは好材料だったが、1-5と大敗に終わった。

 悔しい2連敗となったが、今節は中5日の準備期間を得た。もう1度やるべきことを整理し、頭をクリアにして試合に臨めば、さまざまなバランスは必ず修正できる。気持ちを切り替え、今節・横浜FM戦に臨む。

 横浜FMはポステコグルー監督の下、選手が良い立ち位置を常に取り、攻撃的に試合を進めるスタイルを確立し、昨シーズンJ1リーグで優勝した。今シーズンは得点も多いが失点も多く、まだ本領発揮とはいかないが、攻撃の破壊力は脅威と言える。

 天性のゴール感覚を持つFW9マルコスジュニオールやFW30エジガルジュニオ、スピード感あふれるFW17エリキなど、外国籍選手の能力は非常に高い。また、昨季Jリーグ最優秀選手賞を受賞したFW23仲川輝人、J1中断期間中にチームに復帰したMF39天野純など、攻撃にアクセントをもたらせる選手も数多い。大分から移籍加入のFW45オナイウ阿道もゴールを挙げており、徐々に移籍加入選手も存在感を増している。守備陣もGK21梶川裕嗣、DF13チアゴマルチンス、DF44畠中槙之輔を中心に、攻撃の起点としての意識が強い。

 仙台としては、2試合連続大量失点を喫したこともあり、まずは守備での共通理解を図りたい。前からボールを奪いに行く時と、自陣でブロックをつくる時の使い分けを再確認し、コンパクトな陣形を保つようにしたい。DFラインだけでなく、中盤の攻守の要であるMF5椎橋慧也による攻守のバランス取りが勝負の鍵となる。攻撃では積極的に相手陣内に空いたスペースを見つけ出し、カウンター攻撃やクロスからの攻撃でゴールを奪いたい。総じて好調なFW陣にゴールの期待がかかる。

 敗戦の悔しさはパワーに変えなければならない。もう1度立ち上がり、相手に牙を剥き、必ず勝利をもぎ取ろう。