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MF 6 兵藤 慎剛 Shingo HYODO

1985年7月29日生まれ 172cm/68kg 長崎県出身
茂木サッカースポーツ少年団→海星中→国見高→早稲田大→横浜F・マリノス→北海道コンサドーレ札幌→ベガルタ仙台(2019年加入)

経験豊富なベテラン。
広範囲をカバーし貢献。

 頼れるベテランが、仙台に加わった。

 兵藤慎剛は「今季の仙台に加わった選手の中では、自分が一番年上。周囲の選手に何かを伝える役割も意識したい」と話すように、2019シーズンの仙台における10人のニューカマーでは、最もJリーグの経験が豊富な選手だ。

 これまで、横浜FMや札幌でプレー。ACLや年代別の日本代表での国際試合の経験もある。多くのポジションで力を発揮し、中央でもサイドでも、豊富な運動量で広範囲をカバーする。攻めては味方のためにパスコースを空け、守っては味方のためにボールを追う。チームを勝たせるため、身を粉にすることを厭わない選手だ。

 昨季は出場機会に恵まれず悔しい思いをしたという兵藤だが、「『そういう悔しい思いを全部ぶつけてほしい』というオファーをいただいて、まだまだ自分も、33歳でまだできると思っているので、それをぶつけたいと思いました」と、仙台への移籍を決断。新天地で6番を背負い、活躍を誓う。

 1月12日の新加入選手加入会見の席では、サポーターに向け「たくさんボールに関与してチームのリズムを良くしていくのが自分の良さだと思っているので、そのプレーを見ていただきたいと思います」とアピール。仙台が攻撃に転じたときに選手が流動的にポジションを取ってボールと相手を動かす中で、ピッチのあちこちに顔を出せる兵藤は、大きな役割を果たすことになるだろう。キャンプの戦術練習でも、「積極的にコミュニケーションを取っていきたい」と話していた通りに、仲間と念入りに確認しながら、チームの組織を機能させるための努力を続けていた。

 「いつも一体感のある応援をしているスタジアムで、今度は応援される側になりたいという思いがあります」。兵藤は新天地でのサポーターとともに、勝利に向かって力を注ぐ。