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MF 16 野津田 岳人 Gakuto NOTSUDA

1994年6月6日生まれ 177cm / 72kg 広島県出身
シーガル広島→サンフレッチェ広島Jrユース→サンフレッチェ広島ユース(2011、12年/トップチーム登録(2種))→サンフレッチェ広島→アルビレックス新潟→清水エスパルス→ベガルタ仙台(2017年加入)

戦術眼の高さ見せチーム牽引。
際立つ活動量とプレー精度。

 昨シーズン途中、広島より期限付き移籍加入し、今シーズン期限付き移籍期間延長となったMF野津田岳人。移籍を繰り返しながらも出場機会に恵まれなかった野津田だったが、仙台では水を得た魚のようにチームにフィット。今シーズンは夏場に負傷もあったが、ここまで21試合に出場し、ほぼシーズン通して主力として活躍することができた。

 仙台は今シーズン、3-4-3と3-5-2という2つのフォーメーションを併用してきたが、野津田はどちらのフォーメーションにも順応。3-4-3ではシャドーもしくはボランチ、3-5-2ではインサイドハーフとしてプレーするなど、戦術眼の高さを見せ、さまざまなポジションで高いパフォーマンスを見せた。

 昨シーズン加入当初、渡邉監督は野津田について「左足を振れる」ことを評価することが多かったが、今シーズンは豊富な活動量を評価することが多かった。1試合で13km近く走ることもあり、Jリーグの走行距離ランキングにも名を連ねることが多い。長い距離を走れるだけでなく、精度の高い長短のパスでリズムを作り、良い立ち位置を取り続けた。プレースキックの質も向上し、第29節・浦和戦でもフリーキックで板倉滉のゴールを見事にアシスト。仙台には欠かせない攻守の要となった。

 今シーズンはここまでリーグ戦2ゴール。第30節・鳥栖戦ではPKで久々のゴールを決めたが、ぜひ自慢の左足を振り抜いての豪快なゴールを久々に見たい。リーグ戦ホーム最終戦もユアスタのピッチ狭しと90分間走り続け、チームを牽引してほしい。