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　攻撃陣にタレントのそろうC大阪の中でも、総合力が高い選手。清武弘嗣はパス、ドリブル、シュートといった各種能力が万遍なく高く、状況に応じてそれらの武器を使い分けることで、攻撃をリードする選手だ。

　大分のアカデミーで中心選手として活躍し、2008年にトップチームに昇格。同年にJ1出場もゴールも記録し、翌2009年からは主力に定着した。2010年からはC大阪に移籍し、並みいるタレントの中でも存在感を発揮。ドイツやスペインでのプレーを経て、2017年にC大阪に復帰してJリーグYBCルヴァンカップと天皇杯の二冠獲得に貢献した。

　国際舞台での経験も豊富で、年代別日本代表では2012年のロンドン五輪本大会全試合に出場。A代表での活躍にも、今後さらに期待がかかる。

　仙台は今季の明治安田生命J1リーグ第10節の対戦では、この清武に2点を決められ逆転負けを喫した。周囲との連係の中で力を発揮するこの背番号10を、確実に食い止めたい。