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　新たなスタイルでJリーグに存在感を示そうとしている札幌。ペトロヴィッチ監督のもとで攻撃的なサッカーを展開する中で、その攻撃の切り札として今季より加わったのが三好康児だ。

　川崎Fのアカデミー育ちで、2015年にトップチーム昇格を果たす。少しずつ出場機会を増やし、貴重な攻撃カードとして投入されるようになった。年代別の日本代表としても活躍し、東京五輪を目指すU-21日本代表でも、攻撃の主力を担う存在だ。

　川崎Fのタイトル争いの中でも経験を積み、昨季の明治安田生命J1リーグ優勝にも貢献。しかしさらなる出場機会を求め、今季から期限付き移籍で札幌に加わった。

　三好の特長は、細かいステップから繰り出されるドリブル。自らボールを持ち込んでチャンスを作るだけでなく、左足から決定的なラストパスを出して味方のゴールをお膳立てすることもできる。札幌の攻撃にアクセントを加えるこのMFを、仙台はしっかり止めたい。