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　今シーズンの明治安田生命J1リーグはこれまで3勝1敗。神戸戦では2失点を喫したが、それ以外の3試合は全て無失点と守備の安定を図れている。その守備の要となっているのが平岡康裕だ。

　平岡は昨シーズン当時J2の清水より期限付き移籍。すぐにセンターバックのレギュラーに定着し、豊富な経験を武器とした読みの上手さ、長短の正確なパスを出せるキック精度の高さ、当たり負けしないフィジカルといった特長をいかんなく発揮し、リーグ戦28試合に出場した。清水の1年でのJ1復帰が決まり去就が注目されたが、出した結論は仙台への完全移籍。生まれ育った静岡を離れる大きな決断を下したのだ。

　今シーズンの仙台は3バックを採用するため、どの位置で起用されるかが注目されたが、平岡は3バックの中央でプレーしている。平岡は読みの上手さや粘り強さをここまで存分に見せており、大岩、石川（直）と共に守備の安定に大きく貢献している。また第2節磐田戦ではセットプレーでのターゲットとなり、最終的に奥埜のゴールにつなげるなど頼りになる存在だ。

　今節の川崎、次節の浦和と強豪との対戦が今後続いていくが、平岡を中心に守備の安定が図れれば、勝利はグッと近づく。ディフェンスリーダーとしての活躍に大いに期待したい。