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MF 8 野沢 拓也 Takuya NOZAWA

1981年8月12日生まれ 176cm / 70kg 茨城県出身
稲田サッカースポーツ少年団→鹿島アントラーズジュニアユース→鹿島アントラーズユース→CFZ ド・リオ→鹿島アントラーズ→ヴィッセル神戸→鹿島アントラーズ→ベガルタ仙台(2014年加入)

技術生かし決定機を演出。
準々決勝突破の立役者。

 若手選手の台頭が目立つ今シーズンの仙台だが、ベテラン選手も負けてはいない。8月末以降、好調の野沢拓也は自慢のテクニックを存分に生かし、ゴールに絡む活躍を見せている。

 JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦・鹿島戦で久々に先発出場した野沢は3トップの中央で躍動した。最前線で確実にボールをおさめて、奥埜博亮、西村拓真の2シャドーと絡んで多くの決定機を演出し、自身も果敢にゴールを狙う。そして60分、精度の高いコーナーキックはニアの大岩一貴の頭を捉えた。大岩がファーサイドにずらしたボールを中野嘉大がゴールに押し込み、先制点を演出。第1戦、勝利に大きく貢献した野沢は試合後、「この大会は若い人たちの力があり、みんなで積み上げた自信と成果でトーナメントへ進めた。それを思えば、慌てなかった」とグループステージでの若手の活躍をタイトルにつなげようという熱い想いを語った。

 明治安田生命J1リーグ第27節・C大阪戦でも、途中出場するとカウンター攻撃の起点となり、90分には右足で今シーズン初ゴールを決めた。最前線でのボールキープと、あふれ出る攻撃のアイデアは、今の仙台にとって大きな力となっている。

 ルヴァンカップ準決勝、川崎F戦も死闘となるが、野沢にかかる期待は大きい。観客を驚かせるテクニックを駆使し、チームを決勝へと導きたい。