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MF 29 古林 将太 Shota KOBAYASHI

1991年5月11日生まれ 174cm / 71kg 神奈川県出身
湘南ベルマーレジュニア→湘南ベルマーレJrユース→湘南ベルマーレユース→湘南ベルマーレ→ザスパ草津→湘南ベルマーレ→名古屋グランパス→ベガルタ仙台(2017年加入)

サイドを駆け上がるMF。
そのピンポイントクロスに注目。

 今季の仙台に、新しいサイドアタッカーが加わった。7月23日に、名古屋から古林将太の期限付き移籍による仙台加入が決定した。

 古林は早速23日にチームに合流。ベガルタゴールドのユニフォームを身に纏って、記者会見にのぞんだ。その席で「熱い思いが自分に伝わって、やはり自分の長所を生かすところでやりたいと思って、来ました」と、古林は仙台加入の決め手を口にした。

 その“自分の長所”とは、サイドを駆け上がってピンポイントで上げるクロス。「ハードワークは常に意識しています」と自ら話すように、2010年からプロ生活をスタートさせた湘南時代から定評のあった運動量を生かし、何度もサイドの広範囲を上下動。チームがボールを持って攻撃に切り替えると、素早く自らも相手陣内にダッシュし、前線に正確なクロスボールを供給する。前所属の名古屋では、昨季の明治安田生命J1リーグ1stステージ第4節で、仙台を相手に先制点のアシストを記録している。また、2009年にはU-18日本代表で、翌2010年にはU-19日本代表で、それぞれ仙台カップ国際ユースサッカー大会に参加して、ユアテックスタジアム仙台でプレーしたという縁もある。

 古林は記者会見を終えると、早速同日の練習試合・作新学院大学戦に出場。チーム事情から一本目は3バックの左、二本目は左のウイングバックと、得意なポジションとは違うところでプレーしたが、仲間たちとコミュニケーションを取りながら、自身の持ち味を生かそうと奮闘。二本目では、左サイドに抜け出すと、そのクロスからボールがつながり、菅井のゴールに到った。

 古林は久しぶりの実戦に充実した表情を浮かべながら「さらに連係を深めていきたい。そして、攻め上がったからにはクロスやシュートといった仕事をして戻ってきたい」と、今後に向けて気を引き締めた。次は公式戦での活躍を期待したい。