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　2015シーズンから3シーズン連続のキャプテン就任が決まった富田晋伍。2005シーズンヴェルディユースより仙台に加入して、今シーズンで13年目。30歳となった富田は攻守でチームを牽引する選手へと成長を遂げた。
元々ボールを奪う能力が高く、ボランチとして守備を引き締める役目を担ってきたが、渡邉監督の下、攻撃につながるプレーも年々磨きをかけ、昨シーズンはゴール前に顔を出す場面も多く、中盤から飛び出してゴールを決めた試合もあった。2014～2015シーズンは全試合出場。昨シーズンも1試合を除くリーグ戦33試合に出場するなど、攻守の要として絶対的な存在となっている。昨シーズンは三田啓貴がボランチの相棒となったのも大きかった。三田と富田が攻守にうまくバランスを取ったことにより、それまでのシーズンよりも攻撃的なサッカーを展開できた。
　それでも富田は昨シーズン勝ったり負けたり安定しない戦いを見せたことで「ボールがつなげているから満足ではなくて、それを結果につなげる部分がまだ足りなかった」と昨シーズンを反省した。今シーズンはここまで築き上げた良いサッカーを結果に繋げる大事な年。富田がこれまで以上に攻守で存在感を示し、さらなる高みへチームを導いてくれることを大いに期待したい。