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FW 11 石原 直樹 Naoki ISHIHARA

1984年8月14日生まれ 173cm 62kg 群馬県出身
片岡中→高崎経済大付属高→湘南ベルマーレ→大宮アルディージャ→サンフレッチェ広島→浦和レッズ→ベガルタ仙台(2017年加入)

前線で脅威となる存在。
泥臭いプレーに注目。

「泥臭いプレーや、諦めない姿勢を見てもらいたいと思います」
 1月14日に開催された新加入選手記者会見の席で、石原直樹はサポーターに自らのアピールポイントについて語った。
その石原の強みは、これまで対戦相手として、十分すぎるくらい仙台サポーターは知っていることだろう。
 試合の最後まで豊富な運動量で駆け回り、あるときはスペースに抜け出し、あるときは対面する守備陣を引きつけて味方のためにスペースを空ける。味方のラストパスには、相手DFが前を塞ごうとするより早く飛びこんで合わせる。高い位置での守備も怠らない。
 その献身性と運動量とともに多くの役割を果たす石原だが、何と言ってもFWの大仕事と言えば、ゴール。そのゴールで、仙台を苦しめてきた存在である。J2の湘南に所属していた時も、J1の舞台でも、仙台を相手に点を決めてきた。2013年と2014年には広島でリーグ戦2年連続10得点を記録し、2013年にはJ1制覇に大きく貢献した名ストライカーだ。
 そのFWがこれから仙台の前線に入るのだから、心強い。
 今季の仙台は3-4-3のフォーメーションのもとで、新しいシステムでの戦いに挑戦する。動き方、約束事にはそれまでの所属チームとの違いもあるが、石原は広島や浦和で似たフォーメーションを経験していることも強みだ。また、最前線の1トップでも、そこから少し引いた位置であるシャドーストライカーのポジションでも、長所を発揮できる。
 キャンプの練習試合ではゴールやアシストという結果を残し、開幕に向けて調子を上げている。しかし「まだ細かいミスは多いし、周囲と連係したポジショニングなど合わせることも多い。完成度を高め、隙のないチームにしていきたい」と、気を引き締める。開幕までに、彼はさらに己を磨く。
「熱いサポーターの中で皆さんと一緒に戦えることを楽しみにしています」と新シーズンに向けて思いを新たにした石原。これから何度となく、仙台サポーターにゴールをはじめとした喜びを届けてくれることだろう。