VP EYES

シーズン後半、飛躍への第一歩
ルーカス ポドルスキ、ハーフナー マイク加入で攻撃陣の層が厚くなった神戸
攻守で先手を取って、強気の攻めでゴールを量産せよ!

 明治安田生命J1リーグは7月8日の第18節・神戸戦をもって3週間の中断期間に入った。今シーズンは、その中断期間に「2017ユアテック Wマッチ-ユアスタ20周年記念-」と題し、マイナビベガルタ仙台レディースの公式戦に続いて、Jリーグプレシーズンマッチを行う。対戦相手は2週間前に対戦した神戸だ。

 神戸は、今シーズン開幕4連勝と、序盤は好調を維持していたが、現在は9位。しかし後半戦に向けて頼もしい新戦力が加入した。何と言っても注目はFW10ルーカスポドルスキだろう。ドイツ代表として130試合に出場し、49ゴールという驚異的な成績を残した世界一流のストライカーだ。今日は神戸のユニフォームを着ての初戦となる。

 そしてもう一人、日本代表でも活躍したFW9ハーフナーマイクも新加入。長身を生かしたダイナミックなプレーが持ち味で、ポドルスキとどんなコンビネーションを見せるかが注目されている。その他FW13小川慶治朗、FW19渡邉千真、FW21田中順也など能力の高い選手が揃い、攻撃陣の層が一気に厚くなった。

 中盤も激しい守備が持ち味のMF7ニウトン、果敢に攻撃に絡めるMF24三原雅俊、ハードワーカーのMF17田中英雄などタレントが揃っており、守備陣は、昨シーズンまで仙台でプレーしたDF3渡部博文、DF5岩波拓也など、高さ勝負や対人守備に強い選手を揃え、韓国代表GK18キムスンギュも守備範囲が広く安定感がある。個々の技術が高い好チームであることは間違いない。

 仙台は今シーズン、リーグ戦で2試合戦ったが、ホームで0-2、アウェイで0-3と完敗した。特に2週間前の第18節・神戸戦は、攻守で後手に回ってしまい、ミスからボールを失う場面も多かった。今回の対戦こそ攻守で前から行く姿勢を崩さず、強気の攻めを見せ、ゴールを奪いたい。好調のFW30西村拓真や、リーグ戦チーム最多7ゴールのFW20クリスランのゴールに期待がかかる。DF4蜂須賀孝治、MF23中野嘉大のサイドアタックもこれまで以上に磨きをかけて、ゴールへとつなげたい。

 また、プレシーズンマッチということで双方リーグ戦では試せなかった選手の組み合わせや、新たな選手起用をすることも考えられる。JリーグYBCルヴァンカップで活躍したMF28佐々木匠、MF34椎橋慧也など、出場機会があれば積極的なプレーが求められる。

 プレシーズンマッチではあるが、リーグ戦で今シーズン2敗の相手にホームで再び負けるわけにはいかない。絶対に勝利して、シーズン後半に向けて大きな弾みにしたい。