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　ユースから昇格しプロ2年目を迎えた佐々木匠。ルーキーイヤーはケガに泣かされた年となったが、今シーズンは開幕前からコンディションをキープしアピールを続けた。

　努力の成果は若手の登竜門、JリーグYBCルヴァンカップで花開いた。グループステージ第2節・磐田戦ではゴールに、アシストに、大活躍し、チームの勝利に大きく貢献した。佐々木の勢いは止まらない。第4節・大宮戦、第6節・札幌戦でもゴールを決めて、いずれもチームは勝利。佐々木の大活躍もあって、仙台は4年ぶりのグループステージ突破、準々決勝進出を果たした。記者投票によるニューヒーロー賞でも得票上位選手に名を連ねている。

　一方、明治安田生命J1リーグではルヴァンカップでの活躍が認められ、第7節・鹿島戦、第8節・広島戦で2試合連続先発出場したものの、その後は試合出場が無い。同じポジションのプロ3年目、西村拓真が好調で、チーム内の競争は非常に厳しい。

　リーグ後半戦、さらなる飛躍を狙うためにも、まずはこのJリーグプレシーズンマッチでゴールやアシストなど、目に見える結果を残したい。誰にも真似のできない独特のリズムのドリブル突破を生かし、ゴール前にどんどん入って行けるようになれば、リーグ戦でもゴールに絡めるはずだ。仙台の顔と呼ばれ、世界で戦う選手へ成長を遂げるため、佐々木は貪欲にチャレンジを続ける。