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「V PRESS」

　DF25真瀬拓海の中盤での存在感が増している。もともと彼はサイドで多くのポジションをこなせる選手だ。JFA・Jリーグ特別指定選手として仙台でJデビューした2020シーズンには、サイドバックもサイドハーフも、前線のウイングもプレー経験あり。本職の右だけでなく、左に入ったこともある。だから、森山佳郎監督が就任後この2シーズンで、サイドバックだけでなく中盤で出場することがあっても何も不思議なことではない。

　真瀬はどのポジションで起用されても、粘り強い守備とともに、相手の予測不可能なタイミングで飛び出す持ち味を発揮できる。右のMFで出場することが多い最近も、発揮したい武器は同じ。このチームで成長を続け、「守備のところでゴリさん（森山監督）から言われてきた課題に自信が得られるようになってきたので、攻撃についてもチームを勝たせられるようになりたい」と意気込んでいる。3日に27歳の誕生日を迎え、ますます充実のときを迎えている背番号25。その果敢なプレーが、仙台を引っ張る。