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「V PRESS」

　どこからでも点を取れる藤枝のサッカーの中で、最もゴールの近くでプレーする。FW11アンデルソンはペナルティーエリアで最大限に力を発揮するセンターFWだ。

　ブラジル出身。母国のチームを渡り歩いて経験を積み、2023シーズンに藤枝からのオファーを受けてJリーグへの挑戦をスタートさせた。この年はリーグ戦23試合に出場し3得点。チームのJ2初年度を支える1人となった。前方向に勢いよく攻撃をしかける藤枝のスタイルに合致し、フィニッシュ役としてもターゲット役としても存在感を見せる。昨シーズンはけがに苦しんだが、この2025シーズンに復活をかけている。

　センターFWとして、競り合いにも前進にもパワーを発揮する。相手最終ラインの裏を取る速さもあり、速攻でも遅攻でも効く選手だ。今シーズンのJ2第12節・愛媛戦では2得点。PKで今シーズン初得点を決めると、右サイドに流れながら味方のパスを受け、相手GKの足下を抜く技ありのシュートを決めた。仙台はこのFWをこれ以上勢いに乗せてはいけない。