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「V PRESS」

　仙台加入後3シーズン目を迎えるDF5菅田真啓は、ディフェンスリーダーとしての凄みが増している。

　空中戦でも地上戦でも、1対1の競り合いで強さを発揮。明治安田J2リーグ第9節・今治戦では速さと強さを有するブラジル出身2トップを相手にしたが、センターバックの相方であるDF44井上詩音とともに彼らの仕事を封じた。

　そして、相手の攻撃を弾き返すだけではない。「相手が人数をかけて攻めてくるならば、（ボールを）取った後のカウンターにつなげられるようにすることが大事」と、止めた先のプレーもイメージ。素早い攻撃への切り替えから、フリーの味方への縦パスを狙う。セットプレーの攻撃ではフィニッシャーも担い、今シーズンも既に1得点している。

　現在の仙台は4試合連続無失点。しかし菅田はこの成績に甘えず「まだまだ危ない場面も多い。しっかり声をかけ合って直すことが大事」と、個人の強さ以上にチームの組織としての強さを、仲間たちと追い求めている。この強靱なDFとともに、仙台の守備はもっと成長できる。