PLAYERS FILE HOMEMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

　堅陣の最後尾に、GK33林彰洋の姿あり。前節・秋田戦では思うようにチームが攻撃のかたちを作ることができず、攻めに出てもボールを取られ、放りこまれ、押し戻される場面が連続した。その中でもDF陣とともに相手のハイボールを跳ね返し、味方を適確に動かすコーチングでも貢献。林のプレーが何度となくチームを助けた。後半立ち上がりの49分に相手FWが至近距離から放ったシュートをセーブするなど、素早い反応で壁となる体勢を作って相手の攻撃を食い止める。キャッチングとパンチングの判断も的確で、相手が繰り出すロングボールを決定機につなげさせなかった。

　「僕らが耐えて試合を終えることができれば必ず1点が見えてくる」。守備陣にそう呼びかけ、その守備の連係について積極的に意見を交換。攻撃的ポジションの選手にも、年齢を問わず呼びかけ、連係イメージの共有をはかる。プレー以外でもチームを強固にする働きが光るGKだ。この頼れる守護神が、今日も相手の強力攻撃陣の前に立ちはだかる。