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「V PRESS」

　秋田加入2年目のFW10小松蓮が、ここまで7得点と好調だ。

　中学年代から松本のアカデミーで育ち、産業能率大学へ進学。在学中は年代別の日本代表に招集されるなど成長し、松本への加入が決まった。しばらく金沢や山口への期限付き移籍で経験を積み、松本復帰後の2022シーズンに出場機会を増やす。2023シーズンにはJ3で19ゴールを叩き出し、同年の得点王になった。2024シーズンに秋田へ移籍。このシーズンのゴール数は6にとどまった。しかし2年目の今シーズンにチームへのフィットが進むと、開幕戦から5試合連続でゴール。さらに前節は山口相手に決勝点を決め、チームの連敗を止めるとともに、自身の昨シーズンの得点記録を早々と抜いた。

　ストライカーとして特筆すべきはその得点感覚。ボールのないところの動きで相手DFのマークを外したり、競り合いを強引に振り切ったりして、味方のラストパスに確実に合わせるポジショニングとシュート技術を有する。この危険な点取り屋を、仙台はフリーにしてはならない。