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「V PRESS」

　ベガルタ仙台加入3年目、MF14相良竜之介はすっかりこのチームの顔の1人だ。2023年に期限付き移籍で鳥栖から加わり、翌2024年には完全移籍。足技を駆使するドリブルで相手をかわし、味方のために攻撃の時間を作る。さらに左右両足のシュート力が高く、遠目の位置からでも積極的にゴールを狙う。昨シーズンは自己最多記録を更新する9ゴールを決めており、決勝ゴールになったものも少なくない。チームのＪ１昇格プレーオフ進出に大きく貢献した一方で、決勝戦で敗れたときには仲間とともに大きな悔しさを味わった。

　躍進の年を経て鋭さを増した相良は、今シーズンの目標に「2桁ゴール」を挙げる。チーム全体として得点力アップを目指しているなかで、「期待してもらっているぶん、応えないといけない」と決意。これまで以上に、相手に脅威を与える存在へ。成長を続ける背番号14は、今節の相手である大分から2シーズン連続でゴールを決めている選手でもある。今シーズン初ゴールを、この試合で決められるか。