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「V PRESS」

　前半戦を終えて、明治安田生命J2リーグトップの12得点。横浜FCの攻撃を引っ張るストライカーがFW18小川航基だ。仙台は前回対戦時のJ2第10節で、この小川に2点を奪われ逆転負けを喫した。このFWを今回は沈黙させたい。

　小川は桐光学園高で活躍後、2016年に磐田へ加入。2017年にはＪリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節・FC東京戦でハットトリックを記録した。2019年には出場機会を求めて水戸に育成型期限付き移籍をして、途中加入ながら初挑戦のJ2で17試合に出場して7ゴールを記録するなど活躍した。2020年から磐田に復帰して2年を過ごしたのち、今季からは出身地のJクラブである横浜FCに完全移籍。エースの座を確固たるものとしている。

　クロスボールやスルーパスなど、味方がゴール前に送るラストパスへの素早い反応が目を引くFWだ。チームとして状況が不利になっても、1発のロングボールをゴールに結びつけて流れを変えることもできる。この勝負強いFWを、仙台はなんとしても防がなければならない。