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「V PRESS」

　栃木の中盤で、チームの攻撃のリズムを作る存在だ。僅差のゲームをものにする上で、攻撃の機を読むMF14谷内田哲平の能力は大きな役割を果たしている。

　U-15時代から年代別日本代表に選出されてきたMFだ。帝京長岡高校から2020年に京都入り。同年にJデビューを果たし、明治安田生命J2リーグ戦23試合に出場して経験を積んだ。翌2021年、出場機会を求めて栃木に期限付き移籍。出番をつかむと、J2第32節・大宮戦でプロ初ゴールを記録。今季も移籍期間を延長し、栃木の主力としてチームを中盤から支えている。

　もともと攻撃的MFで、決定機を創出するラストパスを2列目から繰り出すかたちが得意。サイドでのプレーも可能。今季はボランチとしてのプレーが多く、視野の広さと技術を生かして攻撃の起点となるプレーも果たす。ウイングバックにパスを展開してサイド攻撃を引き出したり、セットプレーでチャンスを作ったりと、その仕事は多岐にわたる。仙台はこの谷内田から始まる攻撃を、しっかり寸断したい。