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「V PRESS」

　かつて仙台にとって頼もしい存在だったGK21関憲太郎が、初めて相手選手としてユアテックスタジアム仙台のピッチに立つ。

　明治大学から2008年に当時J2の仙台へ加入。2010年からは3シーズン横浜FCに期限付き移籍し、J2で経験を積んだ。仙台復帰後の2014年からはJ1の場でゴールを守り、2020年まで在籍。この間、関のファインセーブが何度となくチームを救ってきた。あるときは勇敢な飛び出しで相手FWとの1対1を止め、あるときは強烈なシュートに対しいち早く反応して弾き出した。リーグ戦や天皇杯でPKを阻止したことを覚えているサポーターの方も多いだろう。いつ出番が来てもいいように、最善の準備を尽くすプロフェッショナル。仙台で長年に渡り、サポーターに愛されてきた守護神だ。

　その関が2021年から所属する山口でも活躍し、J2でもトップクラスのGKとして存在感を見せているのは当然のことといえる。今節では手強い相手として仙台の前に立ちはだかるが、仙台はこの偉大なる門番を攻略して、得点を重ねたい。