2019JリーグYBCルヴァンカップ 第6節 柏レイソル 2019年05月22日 (水) 19:03 キックオフ 三協フロンテア柏スタジアム
1 前半 0
0 後半 1
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 1 | 桐畑 和繁 |
DF | 3 | 田上 大地 |
DF | 29 | 中川 創 |
DF | 34 | 杉井 颯 |
MF | 33 | 高橋 峻希 |
MF | 8 | 小泉 慶 |
MF | 7 | 大谷 秀和 |
MF | 17 | 手塚 康平 |
MF | 24 | 宮本 駿晃 |
FW | 19 | ガブリエル |
FW | 18 | 瀬川 祐輔 |
控え
GK | 16 | 滝本 晴彦 |
DF | 4 | 古賀 太陽 |
DF | 6 | 高木 利弥 |
MF | 22 | パク ジョンス |
MF | 25 | 田中 陸 |
MF | 36 | 山田 雄士 |
FW | 39 | 細谷 真大 |
スターティングメンバー
GK | 22 | 川浪 吾郎 |
DF | 13 | 平岡 康裕 |
DF | 27 | 大岩 一貴 |
DF | 31 | 照山 颯人 |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
MF | 23 | シマオ マテ |
MF | 3 | 飯尾 竜太朗 |
MF | 7 | 関口 訓充 |
FW | 30 | 田中 渉 |
FW | 10 | 梁 勇基 |
FW | 11 | 石原 直樹 |
控え
GK | 44 | 小畑 裕馬 |
MF | 18 | 道渕 諒平 |
MF | 41 | 工藤 真人 |
MF | 43 | 鈴木 史哉 |
FW | 19 | ジャーメイン 良 |
DATA
○入場者数/3,062人
○天候/晴、弱風 ○気温/18.9℃ ○湿度/50%
○ピッチ/全面良芝、乾燥 ○時間/90分
○主審/中村太 ○副審/五十嵐泰之 権田智久
COACH INTERVIEW監督記者会見
お疲れさまでした。平日の夜に、アウェーの関東の柏まで来てくれたサポーター、それからおそらくテレビの向こう側で声援を送ってくれたサポーターに感謝を申し上げます。ありがとうございました。
ここ数試合、ずっと先にスコアを動かされる状況が続いていて、結果的には今日もそのようなかたちになってしまって、また自分たちでゲームを難しくしてしまったな、というのが一番の反省点です。
それでも直近の(明治安田J1第12節・)磐田戦と違ったのは、しっかり1失点でしのぎきることができた。後半にちょっと修正して、攻撃でもしっかり前進できる、相手ゴールに迫れるようになったりして、結果的に追いついて、あわよくば逆転というチャンスもありましたし、この前の磐田戦からすれば半歩前進なのかな、と思います。
それでもやはり、願わくば、我々がスコアを動かせるようなかたちにしていきたいですし、一方で、アウェーでもしっかりとこうやって勝点1を取ることの大事さというものもまた感じましたし、しっかりと反省、修正して、このアウェー3連戦の最後になるのですけれども、仙台に戻らずにここから清水に向かって、全員でいい準備をして、最後をしっかり飾れればと思います。
■今日は4-5-1を選択して後半途中から4-4-2に変えた理由と、右サイドハーフで田中選手を起用した意図とその評価を教えてください。
戦前の準備では、柏さんが3-4-3で来るというようなものがあったので、我々は守備のときは4-4-2、前が2トップ、攻撃の時は出場する選手の特徴を活かした上で、梁をトップ下に置くような4-2-3-1というようなところで準備をしていました。ただし、柏さんのメンバー表を見たときに、おそらく大谷君がアンカーで3-5-2で来るだろうというところで、これだったら守備の時もそのまま4-2-3-1ではめにいこう、というようなかたちに、急遽試合前のミーティングで変えて臨んだ、というところです。
後半にジャーメインを入れたところでも、守備の隊形は変えていません。そのまま4-2-3-1で、石原(直樹)を一つ下ろしたところでしっかりと大谷君を管理させて、そこからの守備というものは変えていません。アタックに入るところも、ナオ(石原直樹)は基本的に、前でもその中間ポジションでも引き出せる選手なので、そこもナオの特徴を活かして、そのままでもいいし、最前線にランニングできるのであればそれでもいいし、というようなところです。あくまでも、我々の今日出場する選手の特徴を活かす上での配置というところで理解してくれればと思います。
(田中)渉に関しては、この柏戦に臨むトレーニングの中で、いくつかポジションをやらせたのですけれども、最終的に彼とも話をして、今日の右サイドハーフが一番やりやすい、というところがありました。本来でいえば、おそらくボランチなのでしょうけれども、一列前で、というところを考えれば、右サイドハーフがやりやすいというところで、実際に彼を起用しました。
前半は彼自身の問題だけではなくて、チーム全体の問題で、やはりどうしてもビルドアップのところで手こずって、渉のところにボールが入ってくるときには、プレッシャーが一番かかっている状態でした。そこを技術的に外せるものがあるので、多少は期待したものがあるのですけれども、初先発出場なので、そうはうまくいかないところが沢山見られたのかなと思います。
でも、時間が経つにつれて、相手の出方をしっかり見て、これは渉自身だけではなく、チーム全体として、相手の出方を見て外せるようになった後半には、彼が前向きでチャンスを作れるようなシーンも沢山ありましたし、実際に道渕が入ってから、我々が左サイドで数多く前進できて、クロスまでいくシーンがありましたから、あそこに対してボックスの中に入ってシュートを打つというようなところは、チームとしてのかたちです。それをしっかりと渉は実行して、しっかりとゴールマウスにボールを入れてくれたというところでは、素晴らしいパフォーマンスだったかなと思います。
それでも、彼自身も苦労したものは沢山感じたと思うので、決して満足することなく、もっと高いものを思い描いて、しっかりこれからトレーニングに励んでくれればと思います。
■負けなしの1位でしたが、グループステージを通じての成果を教えてください。
基本的に、リーグ戦とリーグ戦の間に(JリーグYBC)ルヴァンカップは行われていて、あまりターンオーバーという言葉は私は好きではないのですが、ある程度フレッシュな選手をルヴァンカップでは投入して、あるいはそこで調子が良ければリーグ戦で使って、というところを繰り返してきた、このルヴァンカップの6試合でした。
実際にそこでポジションをつかんでリーグ戦に出場している選手も沢山いますし、結果的に今日に出たスタメンの11人は、リーグ戦の開幕戦だった浦和戦に出ていた11人の中にも沢山いたのではないかと思います。それくらい、ルヴァンカップとリーグ戦を並行して戦う中で、チーム内の競争が激化したということは間違いないですし、その中でグループステージを首位で通過することができた、それも今日のゲームの前に、1試合を残して通過を決めることができたというのは、クラブにとっても非常に大きな前進なのかなと思います。
数字だけを見れば、これで獲得した勝点が12ポイント、そのうちの3つくらいはリーグ戦に欲しいと思うのですけれども、それでも今、この2つの大会を同時に進行していて、リーグでつまづいた分をこうやってルヴァンカップでしっかりと取り戻して、また次にリーグにエネルギーを注げるというところでいうと、ものすごく大事な試合を積み重ねて6試合だったと思います。
前節、秩父宮ラグビー場で狙って取りにいった1ポイントというものがあったからこそ、その3日後に行われた(J1第11節・)広島戦で逆転劇ができたと思いますし、今日も、磐田戦で悔しい思いをした後のゲームで、端から見れば消化試合なのですけれども、決してそういうことにすることなく臨んでくれた選手たちをたくましく思いましたし、実際にそうしてアウェーでしぶとく勝点1を取ったということでは、次の清水戦に必ず生きると思いますので、そうやってルヴァンカップとリーグ戦の両輪を回してこられた成果というものは、しっかりと出てきたと思います。
ルヴァンカップは一段落するので、これをリーグ戦にしっかりつなげられるように、またみんなで前進していければと思います。
■ルーキーの照山選手が6試合に先発出場してグループステージ突破の一翼になったと思いますが、彼の6試合をとおしたパフォーマンスと成長を、どう見られますか。
まず、チーム全体で、当初は3バックで戦っていたものを、ルヴァンカップの(第4節・)鳥栖戦から4バックに変えて、その中でテル(照山)のポジションも右に行ったり左に行ったりというところで、彼に苦労させているな、ということは承知しています。
本来であれば今日のような4バックの左サイドというものは、おそらく彼にとっては難しいポジションだと思いますし、彼の良さというものはもしかしたら半減してしまうかもしれない。それでも、泣き言を言わずに一生懸命前向きに取り組んでくれていることが、ものすごく嬉しいですし、景色が変わる中でも、原理原則をしっかりと遂行しようとしながら、ゲームに関わることができているというのが、間違いなく彼の成長につながっていると思います。
願わくば、もっと彼が活きるポジションでしっかりと使ってあげられれば、おそらくもっとやれると思います。それで本当に、アンダー世代の日の丸というところにもどんどん推薦していきたい人材ですし、それくらいの能力を持った選手だと思っています。
彼が初めて練習参加したときから、光るものがあるとわかっていましたし、実際にそれがちょっとずつですけれども磨かれていることも間違いないと思います。この6試合で、実際にゲームに出るということで彼が感じたものは沢山あると思っていて、強いて挙げるとすれば、一発でやられる怖さというものは身に染みて感じているんじゃないですか。やはりDFの選手ですし、まずは守備からというところをもっと強調したいですし、今日はカバーリングが遅くなって、球は通されていないのですけれどもヒヤッとする場面は沢山ありましたから、そういうものをしっかりと彼が肌身で感じていられることが、今は一番の成長なのかなと思います。もっといいパフォーマンスができるように、精進してくれればと思います。