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試合日程/結果

2018 明治安田J1 第10節 セレッソ大阪

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。平日のナイトゲームで、大勢のサポーターが集まってくれました。ありがとうございました。彼らに勝点3を届けることができず、非常に悔しいです。
 我々が上位に食らいついていくためには、落とせない一戦だったのですけれども、先制しながら逆転負けをしたという点では、非常に痛いですね。何とか次に勝てるように、中二日ですけれども、いい準備をして次のホームゲームに臨みたいと思います。

■先制するところまでは良かったのですが、同点に追いつかれたところからバタバタと流れが一気に傾いて逆転されましたが、その1点を失ってからバタバタしてしまった理由について、何がチームとして起こったのでしょうか。

 連続失点はこの前(前節)の磐田戦もそうだったので、そこは「絶対になしにしよう」という話は、今日のミーティングでも口酸っぱく言っていました。「無失点でまずはいこう」と。失点1で推移することは非常に大事で、それをずっと我々はできているはずですから、それが実際にできなかったのがなぜかというと、まずは戦術的なところはもう1回映像で振り返ってみてみたいと思います。もしかしたら、メンタリティーの部分で、少し受けてしまっている部分、あるいは恐れを抱いている部分もあるので、その中では私の方で払拭してあげたいと思っています。

■2枚目の交代でボランチを交代して攻勢を強めましたが、その狙いを教えてください。

 まずは、点を取りにいこうと考えた時に、もう少しボランチが、どちらか1枚、我々の1トップ2シャドーに潜っていくようなかたちが作れると、攻撃の厚みが出るのかなという思いがありました。実際に梁は、けがから復帰してきて、ダブルボランチの一角や、インサイドハーフ、そういったところで効果的な前線とのからみ、あるいは飛び出しもできていたので、そういうものに期待をしました。
 実際に、梁がゲームに入ってからは攻勢を強められたと思いますし、マイボールの時間も増えたと思いますし、そういう部分では、彼らしさというものは発揮してくれたと思います。願わくば、我々が2点目を奪って、最大でも勝点1を取れればなお良かったのですが、そこは次に向けて課題としてとっておきたいとおもいます。

■連続失点の場面で、ディフェンスラインが下がって押しこまれている状況ができたところは、どういったところが原因だったのでしょうか。

 まずは、前半に我々がスコアを動かした先に、ちょっと守備のところで、点は取られていないけれども、バイタル(エリア)にたやすく球を入れられているのがちょっと気にはなっていました。それはなぜかというものを少しハーフタイムに整理をして、実際に中で戦っている選手たちが、もう少し前から行きたい、あるいは行けるのか、たとえば最終ラインやボランチを含めて、そちら側の選手たちは、行ってしまう前の選手たちをどう感じているのか、というところは、整理をしました。
 我々が押しこまれたというよりは、より堅く中を閉じて、前向きでいられれば、最終ラインを含めて、自陣で守るのも、そういう覚悟を持つ必要があるという結論に到ったので、そういうかたちでハーフタイムに送り出したのですが、少し意識も、プレーも、受けにまわりすぎたかな、という感じはしています。
 ただし、本来我々はあそこで守れるはずのチームなので、ちょっとそこの綻びがどうだったのかなということは、ちゃんと修正しなければいけないと思います。
 でも、たとえば、2点とも「オフサイドじゃないか」と、足が止まっていることは事実だと思うのです。セルフジャッジでそこに逃げてしまっては、何も起こらない。もしかしたら我々のゴールも、C大阪さんのそういう隙だったのかもしれないし、逆に言えば、我々がそういう隙を二つ与えてしまったと。そこは猛省しなければいけないと思います。