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試合日程/結果

2017 明治安田J1 第27節 セレッソ大阪

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。アウェーの大阪の地に、たくさんの仙台のサポーターが駆けつけてくれました。キンチョウスタジアムは相性のいいスタジアムということで、戦前から番記者さんたちにも言われていたのですけれども、実際に今日、このような結果を持ち帰ることができて、非常にホッとしていますし、何よりもまず、サポーターに勝点3を届けることができて、良かったと思っています。
 前回(明治安田J1第16節)、C大阪さんと対戦したときは、カウンターで自分たちが苦しみました。それに対してどのように対応していくのかというものを、この1週間だけではなくて、中断明け以降、ずっとトレーニングしてきました。
 実際にそこで、少し攻撃の迫力がなくなったというような弊害もありましたけれども、ようやく、いろいろなバランスを整えて、相手の脅威となるようなアタック、リスクマネジメントをしながらのアタック、というものを表現できるようになったのかな、と思っています。
 ただし、今、選手にも言ったのですが、まだまだミスが多いです。これをなくさないと勝点は積み上げられないので、そういうところはもっとシビアになって、修正して、また次のゲームにのぞんでいきたいと思います。

■先制した場面はサイドに振ってからのいいかたちでしたが、狙っていたかたちだったのでしょうか。

 狙っていました。ただし、それをやるのに、時間がかかりすぎました。もっと早い段階にあれをやれていれば、相手陣内に押しこめましたし、おそらくチャンスも作れたと思います。そのような見え方が、やはり外から見ているのと、中にいる選手と、少し差があるのかなとは思っていたのですが、実際にそこをちゃんと見つけて、そこに出せてやれれば、やはりああやってチャンスを作れるというものを、選手たちが自分たちであのゴールによってたぐり寄せたのは、成長の証かなと思います。
 ただし、もっと早い段階でああいうものを繰り出すことができれば、もう少し我々のペースで、前半の頭から我々のペースでゲームを進められたのではないかと思っています。

■後半に少し守備がはまらずに押されて、石原選手も痛んだところで野沢選手を投入しました。その意図を教えてください。

 まず、守備がはまらないという感覚は、私にはありませんでした。もちろん、我々が先にスコアを動かせば、ホームチームである相手が出てきますし、それを一度、受けたくはなかったのですが、受けざるを得なかったというところはあったと思います。ただし、我々がちょっとプッシュアップしたい場所とサイドというものがあって、それを実際にやれていたのは、むしろ後半の方がすっきりしたのではないかと私は思っていました。
 その後に、ナオ(石原)が足を攣って交代を要求してきたので、交代をさせるところのカードとして野沢を投入したのは、ベンチにはクリス(クリスラン)や(西村)拓真が控えていたのですけれども、(野沢)拓也のボールキープの能力の高さに、今日のゲームはかけた方がいいのかなと思っていました。どうしても、クリスが入るとアバウトに蹴るボールが増えてしまうので、相手の2センターバックと競り合ってもフィフティーフィフティーになってしまいますし、それでどっちに転ぶのかとやるよりは、地上戦でいって、拓也の足元におさめて、相手陣内でプレーする時間を増やしたらいいかなと、そういう狙いがあっての野沢の投入です。