2017 明治安田J1 第18節 ヴィッセル神戸
お疲れさまでした。大勢の仙台サポーターが神戸まで駆けつけてくれました。そのサポーターに今日も、結果的に勝点あるいは笑顔だったり勇気だったり希望だったりを届けられず、残念な思いです。 ここ数試合の中では、1番ボールを受けるのに腰が引けていたゲームだったと思います。立ち上がりに、もちろん、いろいろなことを割り切ってやろうというところは伝えていますし、選手もそういう判断をしていたと思うのですけれども、いざ自分たちが攻撃、あるいは握るというところになったときに、恐がってボールを受けようとしない、あるいは1歩、2歩、遅れてしまうような選手がいたかなという感じがしています。
11人の中にひとりでもそういう人間がいればボールは動きませんし、今日の神戸さんの出足を考えれば、捕まってカウンターも食らいますし、そこがすべてだったかなという感じがしています。
後半に入る前に、少し整備をして我々が優位を保てるような場所、スペース、そういったものを整理した中で、押しこむ時間はあったのですけれども、リスタートで止めを刺されました。典型的な、負けるゲームだったという感じがしています。
ここで中断に入るので、しっかりとここまでのやれたこと、やれなかったことを精査して、残りの16試合にぶつかっていきたいと思います。
■2点を追う展開がなかなか変わらなかった後半途中に、2人の選手交代で左サイドの選手構成を変えました。その意図を教えてください。
もうハーフタイムに入る前に、そのような交代を考えていました。ただし、ハーフタイムに修正を施した先に、何か変化をつけられるのではないかという思い、期待もあったので、まずは様子を見ることにしました。
実際にそれで、相手を押しこめるところはできたとは思います。ただし、まだもう一工夫だとかもう一押しだとか、そういうところが欲しかったので、左サイドを、割と前進しやすい方向で、二枚代えて、そこでのパワーを持ちたいという狙いがあっての交代でした。
■これで4試合連続で先制点を許すかたちになりました。試合は違いますが、どこに課題があるのでしょうか。
「手堅くゲームを進めよう」というような話をしたり、ゲームプランを持ったりして、そういったかたちで送り出した先にちょっと腰が引けてしまうようなところがあります。そういうところをなくしたいから、「アグレッシブにいこう」という話をすると、バランスを崩しすぎてしまう。そういったところの誤差というか、ずれというものが生じてしまうということが、間違いなくあります。
それはなぜかというと、やはり勝てていないし、先制もされていますし、ちょっとナーバスになっている部分があるのかなと思っています。そこのバランスを少し整理させることは、早急にしなければいけないと思っています。それは、まずメンタルの部分、あるいは実際に戦いとしてこうやってやろうという部分をもっと突き詰めてやらないと、同じ失敗を繰り返してしまうと思うので、何とかこの中断期間でそういったものを整理して、共通認識を高めていきたいと思います。