2016 Jリーグヤマザキナビスコカップ 第7節 横浜F・マリノス
お疲れさまでした。Jリーグヤマザキナビスコカップのグループステージをかけた突破に、大勢のサポーターに集まっていただいたことに、心より感謝を申し上げます。残念ながら、ノックアウトステージ進出が阻まれてしまいました。今、非常に、悔しいです。
選手に話をしたのは、「今、我々がトライをしていることは、引き続きやっていこう」と。「それに対して、相手がいろいろな手立てを立ててくる中で、それを打ち破るようなことをこれからまたチャレンジしていこう」というような話をしました。
本当に、悔しいのですけれども、何とか今日の敗戦を糧にして、今後のリーグ戦につなげていきたいと思っています。
まだまだ、一年も半分以上ありますし、リーグ戦のファーストステージもあと3試合ありますから、何とか5月の勢いというものをここで削ぐことなく、次のゲームにつなげていきたいと思います。
■ 今週の練習で金久保選手と六反選手にアクシデントがあったことは、今日の敗戦に影響したのでしょうか。
いえ、ゲーム中に負傷することもありますし、それを補ってきたチームですから、別に、もちろん彼ら二人がいることでゲーム展開がもしかしたら違ったことになったかもしれませんけれども、憲太郎にしても奥埜にしても、逆に言うとこのチャンスをつかんでやろうという意気込みもあったでしょうし、それをやってこそチームだと思っていますから、しっかりしたチームの力を示せなかった、ということの方が大きいと思います。
■ 前半から積極的な守備から攻撃をしかけていましたが、結果的に、積極的な守備が相手のカウンターを受けて守備で対応しきれなかったことをどのように考えていますか。
おっしゃったように、ゲームの入りは非常に良かったと思います。相手陣に押しこむ時間も長かったですし、そこから取られた瞬間取り返す作業と、なるべく相手陣でプレーを続けようということは、我々のコンセプトですから、それをしっかり体現できた前半だったと思います。
ただし、やはり我々が攻めているときに、危険なのはどこのスペースなのか、当然それはチームとして認識していますから、しっかりとそこに蓋をする作業も、できていた部分と、当然できていないからあのようなピンチを招いたというところもあったと思います。
あとは、その取られた瞬間の我々のリスクマネジメントのポジショニング、あるいは立ち位置というものも検証しなければいけないのですけれども、取られ方というものもしっかりフォーカスしていかないと、そこを逃げてしまっては我々のチャレンジというものは終わってしまいますから、ああいう堅いブロックを組んだ相手に対して、今度はどうやって攻めていこうか、あるいはどのような失い方が危険なのかということを、今日は身を持って感じることができましたので、そういったものを修正して今後にのぞんでいければ、我々の成長もさらに先にあるのではないかと感じています。
■ この先に進むという結果は出せませんでしたが、ここまでのグループステージ6試合でほとんどの登録選手がベンチ入りして出場してチームコンセプトを表現したなかで、最も大きな収穫は何でしたか。
試合経験を積んだということがひとつあると思うのですけれども、それを果たして収穫にしていいのかということは、私の中でもしっかり考えなければいけないという気はしています。
Jリーグヤマザキナビスコカップは、基本的に今までは連戦の中での一試合、ということが多かったので、その中で連戦のマネジメントを考えたときに、選手を入れ替えることが、目の前のゲームを勝つうえでは、それが得策であろうという私の判断の中で、いろいろメンバーも入れ替えながらやってきました。その中でゲームの経験を積んだ、あるいはそこで当然勝ち負けもありましたから、そこで選手が成長の一端でも感じてくれれば、というものはありました。
ただ、やはり、結果的にこういう、グループステージ敗退というものが最後にのしかかってきましたから、やはり、全員出られたから良かったね、というのは、去年までにして、今年はしっかりと、その中でも勝点を重ねていく、勝ち星を積み上げていくということで、もっともっと我々の、チームとしての成長、個人としての成長につながったのかなと思っていますから、前節の川崎F戦、今日の横浜FM戦と、Jリーグヤマザキナビスコカップでの敗戦というものが、非常に悔しいし、残念ですし、きちんと分析して、それこそ本当に、チームとしての成長につなげなければいけないと思っています。