2014 Jリーグプレシーズンマッチ アルビレックス新潟
2014 Jリーグプレシーズンマッチ アルビレックス新潟
2014年7月5日(土)16:00 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
入場者数 | 7,051人 | 天候 | 曇、弱風 | 気温 | 21.4℃ |
---|---|---|---|---|---|
湿度 | 74% | ピッチ | 全面良芝、水含み | 時間 | 90分 |
主審 | 池内 明彦 | 副審 | 西尾 英朗 / 蒲澤 淳一 |
ベガルタ仙台 | 2 | 2 前半 1 0 後半 2 |
3 | アルビレックス新潟 |
ポジション | 番号 | 選手 | 選手 | 番号 | ポジション | |
---|---|---|---|---|---|---|
GK | 21 | 関 憲太郎 | 先発 | 守田 達弥 | 21 | GK |
DF | 25 | 菅井 直樹 | 松原 健 | 27 | DF | |
DF | 2 | 鎌田 次郎 | 舞行龍ジェームズ | 4 | DF | |
DF | 6 | 角田 誠 | 大井 健太郎 | 3 | DF | |
DF | 23 | 二見 宏志 | 大野 和成 | 2 | DF | |
MF | 11 | 太田 吉彰 | レオ シルバ | 8 | MF | |
MF | 17 | 富田 晋伍 | 小林 裕紀 | 6 | MF | |
MF | 10 | 梁 勇基 | 山本 康裕 | 23 | MF | |
MF | 20 | 八反田 康平 | 成岡 翔 | 18 | MF | |
FW | 15 | 鈴木 規郎 | 鈴木 武蔵 | 28 | FW | |
FW | 13 | 柳沢 敦 | 岡本 英也 | 16 | FW | |
GK | 16 | シュミット ダニエル | 黒河 貴矢 | 1 | GK | |
DF | 3 | 渡辺 広大 | 宋 株熏 | 17 | DF | |
MF | 26 | 藤村 慶太 | 川口 尚紀 | 24 | DF | |
MF | 27 | 武井 択也 | 本間 勲 | 15 | MF | |
MF | 14 | 佐々木 勇人 | 小泉 慶 | 25 | MF | |
FW | 9 | 中原 貴之 | 田中 亜土夢 | 10 | MF | |
川又 堅碁 | 20 | FW |
試合経過(得点、選手交代、警告、退場) | ||
---|---|---|
20 八反田 康平 | 10分[得点] | |
26分[得点] | 23 山本 康裕 | |
6 角田 誠 | 45分[得点] | |
13 柳沢 敦 → 9 中原 貴之 | 46分[交代] | |
17 富田 晋伍 → 27 武井 択也 | 52分[交代] | |
21 関 憲太郎 → 16 シュミット ダニエル | 61分[交代] | |
61分[得点] | 28 鈴木 武蔵 | |
73分[交代] | 18 成岡 翔 → 10 田中 亜土夢 28 鈴木 武蔵 → 20 川又 堅碁 |
|
2 鎌田 次郎 → 3 渡辺 広大 | 76分[交代] | |
77分[交代] | 6 小林 裕紀 → 25 小泉 慶 | |
25 菅井 直樹 → 26 藤村 慶太 | 83分[交代] | |
86分[得点] | 16 岡本 英也 | |
15 鈴木 規郎 → 14 佐々木 勇人 | 87分[交代] |
後半 | 前半 | 計 | 計 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|---|---|
6 | 6 | 12 | シュート | 11 | 4 | 7 |
4 | 2 | 6 | CK | 5 | 3 | 2 |
8 | 5 | 13 | FK | 11 | 4 | 7 |
2 | 2 | 4 | オフサイド | 1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
<総括>
お疲れさまでした。まずはプレシーズンマッチで、たくさんのサポーターに来ていただいたことに感謝を申し上げます。
そのなかで、まずは今回のプレシーズンマッチにあたり、このゲームの位置づけとして、「まずはキャンプから取り組んでいることに積極的にトライしよう、というなかでゲームを進めていく」という話をしました。
それにあたって、まずどういったメンバーを組もうかということを考えたときに、今は少しけが人が多くて、コンディションが上がってきているようなところの選手が何人もいるというところなので、それを考慮して、メンバーを決めました。
そうはいっても、キャンプを通して好調さを維持している選手、積極的にトライしている選手を、スタメンに選んだつもりではいます。そのなかで、立ち上がりにいいかたちでゴールを決めることができて、常に先手、先手をとったかたちでゲームを進めることはできたのですけれど、攻撃のトライを強調しすぎるあまり、その裏側にあるリスクマネジメントといった部分で少し安定感を欠いてしまったことは、大きな反省として残っています。
あとは、やはりプレシーズンマッチとはいえ、たくさんのサポーターが来てくれるゲームのなかで、局面では相手を圧倒する気迫を持たなければいけませんし、球際では競り勝つというプレーを見せないといけませんし、そういったところが少しでもおろそかになると、やはりゲームの流れというものは相手に渡ってしまうな、ということは、このタイミングで、本当に新潟さんを相手にしたからこそ再確認できた部分だと思いますので、そういった意味でも非常に有意義なゲームだったと思います。
そうはいっても、やはりユアスタで敗戦を喫したところでの悔しさは常に持って、次の天皇杯、そしてリーグの再開幕といったところに進んでいきたいと思います。
■最初の八反田選手のゴールは、右サイドと左サイドの選手が入れ替わってサイドハーフの選手が中央に潜りこむという、(延岡)キャンプでのねらいどおりでした。あの攻撃は、監督の指示通りでしょうか。
流れの中でのポジションチェンジは当然起こりうることですし、それをあまり頻繁にやり過ぎると今度は失ったときの守備のバランスが崩れてしまうので、そのへんのリスクは当然あると思いますけれど…あのシーンに関しては右サイドのヨシ(太田)が左側に行って、それをしっかり見た中でハチ(八反田)が右サイドに回ってきたといったところの関連性を見れば非常に効果的だったと思います。
仮にあれがゴールにつながらずにボールを失ったとしても、それぞれのポジションが変わっただけで、いるべきところに選手がいるというような部分を考えれば、その裏側にあるリスクマネジメントをしながら、かつ大胆に、積極的に、ゴール前を陥れて、ゴールすることができた、という部分が非常に良い部分だったゴールだと思います。
■八反田選手は守備面では少し課題もあったように見えましたが、攻撃面では(パスを相手の)間で受ける動きがすごく際立っていました。どのような評価を与えますか。
本当に、彼の良さは、受ける場所がいい、あとは受けるタイミングがいいというのは彼のストロング(ポイント)であって、その部分を積極的に表現できたと思います。
その先のトライの仕方というか、まずはパスを優先的にいつも考えてしまうところがあったのですが、そのへん、「まずはシュートをねらおう、相手の嫌がることをしよう」という話をしたなかで、彼も実際にそのシュートの意識も高まりましたし、あとは間で受けるだけではなくて背後にもランニングをして、受け手としても嫌な部分を表現できるようになってきたので、そのへんが彼の成長の証かな、と思います。
おっしゃられたように、守備の面では前半に少しウチの左サイドで混乱したのは、相手の右サイドハーフのポジショニングの良さもありましたし、その部分は後半に向けては大方は修正できたと思います。ハチ個人だけに限らず、チーム全体としての課題ととらえている部分もあります。
■後半の失点そのものは選手交代直後のミスからでしたが、キャンプからの疲労がたまっているなかでラインコントロールやコンパクトな布陣を作らなければいけない状況で、今日の試合では守備面でどのような指示を出しましたか。
新潟さんのストロングポイントであるカウンターアタックということを考えれば、それに対するリスクマネジメントは自ずと出てくるので、その部分は試合の前のミーティングでも話をしました。
だからといって、相手陣に我々が押しこんでいるときに、「ボールを失ったからまず戻りましょう」という戦術は我々はとっていないので、相手を押しこんでいるなかでも、失った瞬間から前から取りに行くといったところを見せたその裏側にある、前の選手をいかせる、でも後ろの状態はどうなんだというようなところのバランス、リスクマネジメントというものはもっともっと密に整備していかなければならないと思います。
このゲームに関して、そして選手交代も含めて、その局面局面に関しても、特別に何かを伝えたということはありません。いつもの、流れのなかで、原則としてやらなければいけないところのポジショニングや危機管理の話というものは、事前にしてありました。
■今日は両ボランチがゴール前に顔を出すシーンが多かったようですが、ボランチのふたりにはどのような指示を与えていたのでしょうか。また、ふたりの評価をお願いします。
梁と富田のスタメンのふたりのコンビになれば、自ずと梁は攻撃にからむシーンは増えてきますし、そのふたりに限らず、ボランチには「積極的にゴール前に顔を出していこう」といったところは、キャンプの前からも含めて、トライをしているところではあります。
そういったところを表現してくれましたし、あとは本当に最後の精度の部分はもっともっと上げなければいけないというふうには私自身も思っています。たぶん選手もそう思っているので、そこに顔を出したからひとつOKというわけではなく、それを実際にゴールに結びつける、そういった作業をより突き詰めていかないといけないとは思っています。