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試合日程/結果

2014 Jリーグヤマザキナビスコカップ 第6節 ガンバ大阪

<渡邉晋監督記者会見>

<総括>
 お疲れさまでした。まずは平日の夜にもかかわらずたくさんのサポーターが集まってくれたことに、感謝を申し上げたいと思います。
 そのなかで、「5月攻勢をかけよう」と言ってきた中で、鳥栖での悔しい敗戦を受けて、「我々がすぐにホームのユアスタで示せるものといったら、挽回する力だ」というところを選手には伝えてゲームには送り出しました。それを見事に、無失点というところで勝利に結びつけてくれた選手の頑張りには本当に感謝しています。ただし、これで終わりではないので、次の神戸戦もしっかり戦って、しっかり勝点を取って、中断期間につなげたいと思います。

■得点場面を含めたサイド攻撃の評価をお願いします。
 G大阪さんのディフェンスが、ディフェンディングサードに入ったところでは集結するといったところが、分析ではありました。それを考えれば当然サイドは空くといったところ、そしてなるべく相手陣地で相手を動かして、片方のサイドに引きつけたところで、逆サイドに展開して、それからサイドを崩そうというねらいは、現場から選手に伝えてありました。
 本当にそこを、あの得点シーンに限らず、何回もそこを崩せたというところは、本当に選手がねらいどおりに表現してくれたことですし、それを得点に結びつけたところは、非常に評価できると思います。

■最初の交代のカードが梁選手から八反田選手になった理由を教えてください。また(今日の試合を欠場した)武井選手の状態について話せる範囲で教えてください。
 まず武井の方ですが、今朝の時点でちょっと体調不良を訴えてきたので、当初の予定ではゲームに使おうということだったのですが回避することにしました。古巣相手でしたので、本当に彼は人一倍このゲームにかける思いがあったのですけれども、逆にその彼の悔しさのぶんも全員で晴らそうという話をして、選手もそのぶん戦ってくれたと思います。
 梁の交代についてですが、本人から少し足に違和感があるという訴えがあったので、そこで八反田に交代したというところです。

■最後に上本選手が出てきましたが、最初から使う予定だったのでしょうか。また、彼が帰ってきたことについて、監督はどう思いますか。
 もちろん、ベンチに入っている以上は使う、ということは当然頭のなかにあります。ただ、時間帯だったり点差だったり、といったところはじゅうぶんに考慮しないと、彼も久々のゲームですので、あまりにプレッシャーのかかる状況ですと、本当に何かのアクシデントという部分も怖いですし、そのあたりは私なりに考慮したつもりです。
 そのなかで本当に、まずはああいったシチュエーションを作り出した残りの選手の頑張りをまず評価しなければいけませんし、そのなかで本当に大海がようやく一歩を踏み出せたことは、間違いなく我々の力になると思っています。
 本当に苦しい時間を長い間過ごしてきて、リハビリの姿も見ていますし、そのなかでも彼は前向きに取り組んで、ゲームに関わることはできないながらも、本当にいろいろな助言を我々スタッフにもくれましたし、選手にもしていましたし、そういった彼が強い気持ちを持って戦うグループに入ってきてくれたことは、本当に心強い限りです。

■得点の入る前に監督がもっとボールを動かすような指示を出されていたようなのですが、キープしながらバックパスも多く、少しアグレッシブさに欠けた部分も多かったのでしょうか。攻撃面に課題があれば教えてください。
 バックパスが増えたことに関しては、今日のゲームにおいては私はまったく悲観していません。
 というのも、あれだけG大阪さんが自陣でしっかり守備のオーガナイズを組んでいる状態で、そこに打ちこむことはなかなか難しいですし、それをおびき出すためのバックパスもしくはサイドに広げるという作業は当然必要なことなので、私はなんらそのことに関しては悲観していませんし、むしろ効果的なパスが多かったと思っています。
 ただし、そのボールの移動中の準備、サポートのポジションといったところは、時間の経過につれ少しずつ遅くなってきた部分はあるので、そういった面でのアクションをもっと起こそうというねらいで、ああいった指示を出した、というところです。