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11月30日(土)、第33節 清水戦にて2013シーズンホーム最終戦セレモニーを開催いたしました。

掲載日:2013年12月1日

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 11月30日(土)、J1リーグ戦2013シーズン、ホーム最終戦となる第33節 清水戦にて感謝セレモニーを開催いたしました。

 試合後の感謝セレモニーでは、公益財団法人 仙台市公園緑地協会・日本体育施設グループへのユアテック感動サポート賞の表彰後、選手、スタッフが入場、奥山恵美子仙台市長よりご挨拶、楯の贈呈をいただき、株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長白幡洋一、選手を代表して角田誠選手から今シーズン、ここまでのご支援、声援への感謝を込めてご挨拶させていただきました。

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奥山恵美子 仙台市長ご挨拶

 こんばんは。大勢のサポーターの皆さん、長いシーズンの間、応援ありがとうございました。そして監督・選手の皆さん、最後の最後まで力強いプレーを見せていただき、本当にありがとうございました。
 今年は寒い(時期の)ACLから始まって長いシーズンの間本当に大変な経験でしたが、このシーズンの糧はしっかりとまた来年以降のプレーに生きていくものと期待しています。そして、ベガルタの試合はまだ続いています。12月22日はホームで、しっかりと天皇杯の制覇を目指して皆さんも一緒に応援して参りましょう。頑張りましょう。みんなで一緒に国立へ行きましょう。
 そして我らが手倉森監督が勇退されることになりました。監督とは2009年J2優勝、そして天皇杯の4位入賞、そしてまた昨年のリーグ準優勝と数々の素晴らしい記録・思い出を我々のために作って下さいました。今日は106万市民の皆さんと共に、その監督の勇退に当たり、記念のセレモニーをさせていただきたいと思います。
(手倉森監督へ楯の贈呈)
 杜の都から世界中を照らせよ、ともに前へ仙台のスローガンの下、ベガルタ仙台が被災地の希望の星、希望の光となるため、チームを力強く導いてくれました。心からありがとうございました。手倉森誠様

株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長 白幡洋一ご挨拶

 本日スタジアムにおいでいただきましたファン、サポーター、そしてスポンサー、それから試合をサポートして下さっておりますボランティアをはじめビジネスパートナーの皆様、一年間を通してご支援ご声援ご協力本当にありがとうございました。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 そして今ほどは奥山市長から大変温かいお言葉をいただきました。これを糧にして天皇杯ではぜひともてっぺんを目指したいと思っております。
 今年はクラブにとって初のACL参戦ということもありまして、その影響もあってかリーグ戦はロケットスタートができずに、1年間を通して中位で苦戦いたしました。今ほど奥山市長の話にもありましたが、一昨年は4位、昨年は2位、4、2、1ということでみんなで優勝を期待したわけですけれども、その期待に応えられずに申し訳ありませんでした。ACLの戦いというのはクラブにとっても大変苦労したわけですけれども、その経験を生かすためにも少なくとも3位以内に入って、継続してACLに出たいという思いもありましたけれども、こちらの方も叶いませんでした。ただ、天皇杯が残っておりますので、天皇杯でもってACLに行けるようにしたいと思っております。
 また今年は集客にも大変苦戦いたしました。この素晴らしいユアテックスタジアムをベガルタゴールドで染めて選手たちを激励し、かつまたスポンサーの皆さんにも喜んでもらおうと思いましたけれども叶わないで大変申し訳ないと思っております。
 ただ、チームの成績に関しても集客に関しても課題が見えておりますので、来年のシーズン前までには問題解決して新しいシーズンに臨みたいというふうに思っております。
 今ほど奥山市長からもありましたけれども、10月には大変なサプライズがありました。日本サッカー協会から私どもの手倉森監督にリオオリンピックの代表監督に就任して欲しいという申し出がありました。シーズン途中でもありましたので、大変悩ましい問題でありましたけれども、これはクラブにとってもまた監督にとっても大変名誉であり、光栄なことでもありますので、彼の意思を確認して送り出すことにいたしました。これで2016年のオリンピックはますます興味が高まりますし、オリンピック代表監督の経験を手倉森監督はまた近い日にこのベガルタ仙台に還元してくれるのではないかと期待しております。
 後任監督に関しましてもオーストラリア人のグラハム・アーノルド氏を決めさせていただきました。手倉森監督が磨き築き上げてきたものにさらに新しいものを積み上げてくれるものではないかと期待しておりますので、皆さんもぜひ期待して欲しいと思います。
 いずれにしましてもチームは、選手は、てっぺんを目指しております。天皇杯、12月22日、12月29日、1月1日までぜひ共闘したいと思っておりますので、宜しくお願いいたします。
 最後になりますけれど、再度1年間皆さんにいただきましたご支援ご声援ご協力に改めて感謝すると同時に、来年もまた宜しくお願いいたします。本当にありがとうございました。

角田誠選手ご挨拶

  ファン、サポーター、ならびにスポンサーの皆さん、1年間ご声援、多大なサポート、本当にありがとうございました。
 今年のリーグ戦に関しては正直選手も、ベガルタに関わる全ての人が納得していないですけど、僕たちにはまだ天皇杯というタイトルがあります。ベガルタのためにも、そして手倉森監督のためにも、みんなで天皇杯取りに行きましょう。
 1年間どうもありがとうございました。

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 表彰式では各賞の発表を行い、ベストパフォーマンス賞は石川直樹選手、年間MIP賞はウイルソン選手、年間MVP賞は林卓人選手がそれぞれ受賞しました。

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 最後に今シーズン限りで退任する手倉森誠監督が皆様にご挨拶させていただき、毎年恒例となっております、監督、選手、スタッフによるプレゼントカプセルの投げ込みを行い、写真撮影を行いました。

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手倉森誠監督ご挨拶

 VTRを見て、涙が出てきました。考えていた言葉も、忘れてしまうくらい、今は感極まっています。
 まずは、去年に引き続き、ホーム最終戦を飾れずに、すみませんでした。去年の悔しさを胸に今シーズンは優勝を目標に掲げて戦ってきましたが、厳しい、悔しいシーズンとなってしまいました。期待してくれたみなさんに応えることができず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 ただし、選手たちは、希望の光としての使命を果たすべく、一戦一戦、力を注いでくれたと思います。
 今シーズンの成績を、私は決して、ベガルタ仙台の低迷ではないと思っています。2011年、震災が起きた年にクラブ史上最高の4位、そして復興元年の昨年に準優勝、チームは躍進をしてまいりましたが、今シーズンに更なる躍進ができなかったのは、強力なバネが足りなかったからだと、それに気づかされたシーズンでした。
 今シーズンにACLを交えた戦いの中で、厳しさ、悔しさ、この味わった経験は、来年につながるものであるし、この厳しい状況の中でも、ベガルタ仙台は大崩れせずにJ1でじゅうぶん戦っていける土台を築けた、それを証明できた一年になったのではないでしょうか。
 私が掲げた今シーズンのスローガン「Vision」は、強豪クラブになるんだ、というもの。それは、これからです。私は今季限りでベガルタを退団することになりましたが、ベガルタ仙台(の監督)に就任してから常々言ってきた「ベガルタ仙台は東北のシンボルになるんだ」ということ、これは、これからクラブに残るみなさん、選手と、そしてここにいるみなさんに託さなければいけません。クラブは東北のシンボルになるための覚悟を持って、よりいっそうの情熱を地域に注いでほしいし、地域もまたその情熱を汲んで、ベガルタ仙台を支えていってほしいと思います。
 私は来年から、オリンピックに向けての日本を背負って戦う仕事に就きます。東北のみなさんの意を汲んで、東北のために、日本のために、一生懸命仕事をしていきたいと思います。
 その前に、「メダルの前にカップを掲げよう」とサポーターが掲げていたあの横断幕、重々承知です。12月22日のFC東京戦、今回苦しんだリーグ戦と、今日の敗戦の悔しさを、思い切りぶつけて、準決勝の国立(競技場)、決勝の国立、2014年のスタートでベガルタ仙台が国立から始められるように、みなさんと最後も戦っていきましょう。最後のひと踏ん張り、天皇杯を取りましょう。ありがとうございました。

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