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第27節 清水エスパルス

2012Jリーグディビジョン1 第27節 公式記録
2012年9月29日(土)13:04 キックオフ アウトソーシングスタジアム日本平
入場者数 12,131人 天候 晴、弱風 気温 28.2℃
湿度 69% ピッチ 全面良芝、乾燥 時間 90分
主審 東城 穣 副審 相樂 亨 / 木川田 博信
第4の審判 数原 武志 記録員 但馬 佳樹
清水エスパルス 3 0前半1
3後半0
1 ベガルタ仙台
ポジション 番号 選手   選手 番号 ポジション
GK 31 林 彰洋 先 発 林 卓人 16 GK
DF 36 三吉 聖王 菅井 直樹 25 DF
DF 17 河井 陽介 鎌田 次郎 2 DF
DF 4 カルフィン ヨン ア ピン 上本 大海 29 DF
DF 3 平岡 康裕 朴 柱成 27 DF
DF 33 李 記帝 富田 晋伍 17 MF
MF 16 八反田 康平 角田 誠 6 MF
MF 6 杉山 浩太 太田 吉彰 15 MF
FW 11 大前 元紀 梁 勇基 10 MF
FW 35 金 賢聖 赤嶺 真吾 24 FW
FW 32 石毛 秀樹 ウイルソン 18 FW
     
GK 1 山本 海人 控 え 桜井 繁 1 GK
DF 28 吉田 豊 内山 俊彦 20 DF
DF 30 姜 成浩 田村 直也 23 MF
FW 14 伊藤 翔 松下 年宏 8 MF
FW 23 白崎 凌兵 武藤 雄樹 19 FW
FW 27 鍋田 亜人夢 中原 貴之 9 FW
FW 34 瀬沼 優司 柳沢 敦 13 FW
     
アフシン ゴトビ 監 督 手倉森 誠
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
  14分[得点] 25 菅井 直樹
[右 18 → 15 ~ ↑ 中央 25 ヘディングS]
35 金 賢聖 [C1] 56分[警告] 2 鎌田 次郎 [C1]
  56分[交代] 27 朴 柱成 → 23 田村 直也
  60分[警告]  2 鎌田 次郎 [C1]
  60分[退場] 2 鎌田 次郎 [CS]
  63分[警告] 24 赤嶺 真吾 [C5]
  63分[交代] 24 赤嶺 真吾 → 8 松下 年宏
36 三吉 聖王 → 34 瀬沼 優司 65分[交代]  
35 金 賢聖
[左 16 ~ → 4 ↑ 中央 35 ヘディングS]
70分[得点]  
33 李 記帝 [C1] 75分[警告]  
  80分[交代] 29 上本 大海 → 20 内山 俊彦
34 瀬沼 優司
[右 CK 11 ↑ 中央 34 ヘディングS]
84分[得点]  
  87分[警告] 8 松下 年宏 [C2]
35 金 賢聖
[右 17 ~ → 32 → 中央 35 ~ 左足S]
90+2分[得点]  
11 大前 元紀 → 28 吉田 豊 90+5分[交代]  
32 石毛 秀樹 → 23 白崎 凌兵 90+6分[交代]  
[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回
[得点] ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
90 45   45 90
5 1 6 シュート 3 3 0
4 5 9 GK 9 5 4
3 0 3 CK 3 0 3
8 7 15 直接FK 8 3 5
0 2 2 間接FK 6 4 2
0 2 2 オフサイド 5 4 1
0 0 0 PK 0 0 0
手倉森誠監督記者会見

<総括>

 まず、このゲームは、我々みんなの鬼門だと。ただし、その鬼門を破れば新境地が見えてくる。そういったところのジンクスを破るために戦い始めました。
 前半はいい内容でサッカーができて、いい時間帯に点を取ることができて、後半はどう止めを刺すか、という出来だったと思います。ただし、後半にいい入り方をしたのですが、相手に一度チャンスを与えたあとに浮き足だって、前からいくのかブロックを組むのか、チャレンジに行くのかスペースを埋めるのかというところで少しちぐはぐさが生じました。
 そして一枚目のイエロー、二枚目のイエロー、というところで、退場でこのゲームが決まってしまったのかな、と。大きく反省する部分もそこにはあります。
 日本平のこの平らなピッチを、自分たちから坂道を作って自分たちから転がってしまったと、そんなゲームでした。
 ただし、残された試合がまだ7試合あるので、今日を入れて8試合の中で厳しい戦いを覚悟すれば、負けもどこかで覚悟しなければいけない。それがアウェイのこの地で起きただけだ、という話も選手たちにしました。
 今日、ベガルタが悪さを出してしまった悔しさというものを残りの7戦で出さないと、という、本当に大きな、熱いお灸をすえられたという思いをしっかり持って、10月の戦いで挽回していきたい。遠く静岡まで来てくれたベガルタのサポーター、今日こそはこの地で勝ってくれるだろうと期待していた人たちには本当に申し訳ないのですが、この一試合で優勝が断たれたわけではないので、一緒に進みましょう、と言いたいです。

■上本選手の様子を教えてください。

 病院に行ったので、まだ様子は聞いていません。脳震盪で担架から起き上がれない状況でした。そういうところを含めても、悪い出来事が後半一気に重なったな、と思います。

■清水がファウルが多いことに対して、試合前に注意して助言したことはありますか。

 まず、彼らは非常に若返ってきて、アグレッシブだし、勢いに乗せればその勢いそのままにプレーしてくる、という話はミーティングで話していました。
 ただし、それを我々がコントロールできるかどうかというところがカギになりますから、まず勢いに乗せないようにスピードをしっかり落とさせることと、相手のチャレンジに対してボールを引っかけられないこと。ファウルも含めて(注意しました)。
 逆に後半はそういうところに乗せられて、熱くなった部分で、こっちがコントロールを失ったと思います。上本の接触も、そういった清水の思いきりの良さが招いた事故だと思います。でも、今はどこも必死ですから、我々ももう少し球際のところを強めてやる必要があると思います。

■「9月を制する者がリーグを制する」という話があった9月で2勝2敗だったことをどう思われますか。

 五分で、制せなかったですね。でも上位で前に進めるということだと思います。悔しい思いをしたぶん、挽回する気があるかどうかということだと思います。我々も、9月にもちろん全勝したい気持ちでやっていました。
 ただし、この負けで「もうだめだ」というのではなくて、「今のままではまだだめだ」というように切り替えて、10月に、そう苦しんだぶん、悔しんだぶん、力をしっかり出したいと思います。

■10人になってから清水がクロスをどんどん入れてきてから、ベンチからはどういう対応をしましたか。

 若干アタッキングサードでは間を持ってのクロスになっていましたけれど、基本的には単純に外からクロスを入れてくるだけだったので、そこに対しては上本と角田を信頼して、そのタイミングを逃さないように指示を送っていました。
 一発、決められたあとは、それでもしのいでほしいという思いで見守るだけでした。逆に、そのあとの上本の離脱で内山を入れたときに、高さを相手が増してきたところで、向こうにもストロングポイントがありますし、守ろうと思っても負けるときはやられます。入れられた悔しさをしっかりみんなで持って、次の試合に無失点で抑えられるように、鎌田が今度は出場停止なのでそこはしっかり修正して、みんなでやっていきたいと思います。

■10人になって、疲れていたことで、「走らされた」ということでしょうか。

 ちょっと前半は飛ばしていたと感じています。1点を取って、奪ってからのカウンターも効いていたし、そこでひとつまた仕留められていれば、というゲームだったと思います。ハーフタイムに帰ってきたときに、「しっかりリードを考えてコントロールを示そう」という話をしていたのですが、その矢先での退場があったので、数的不利になって残された時間が少し長かった、そしてその暑さも考えればそういうふうに不安視はしていましたが、その不安が的中してしまいました。