第24節 川崎フロンターレ
2012Jリーグディビジョン1 第24節 公式記録 |
2012年9月1日(土)19:04 キックオフ ユアテックスタジアム仙台 |
入場者数 | 17,159人 | 天候 | 曇一時雨、弱風 | 気温 | 26.4 ℃ |
湿度 | 79% | ピッチ | 全面良芝、水含み | 時間 | 90分 |
主審 | 今村 義朗 | 副審 | 前之園 晴廣/蒲澤 淳一 | ||
第4の審判 | 金井 清一 | 記録員 | 平井 恵美子 |
ベガルタ仙台 | 2 | 0前半1 2後半0 |
1 | 川崎フロンターレ |
ポジション | 番号 | 選手 | 選手 | 番号 | ポジション | |
GK | 16 | 林 卓人 | 先 発 | 西部 洋平 | 21 | GK |
DF | 23 | 田村 直也 | 田中 裕介 | 3 | DF | |
DF | 2 | 鎌田 次郎 | レネ サントス | 25 | DF | |
DF | 29 | 上本 大海 | 井川 祐輔 | 4 | DF | |
DF | 27 | 朴 柱成 | 山越 享太郎 | 35 | DF | |
MF | 17 | 富田 晋伍 | 風間 宏希 | 31 | MF | |
MF | 6 | 角田 誠 | 中村 憲剛 | 14 | MF | |
MF | 15 | 太田 吉彰 | 風間 宏矢 | 34 | MF | |
MF | 10 | 梁 勇基 | 大島 僚太 | 30 | FW | |
FW | 18 | ウイルソン | 登里 享平 | 23 | FW | |
FW | 24 | 赤嶺 真吾 | 山瀬 功治 | 13 | FW | |
GK | 1 | 桜井 繁 | 控 え | 杉山 力裕 | 1 | GK |
DF | 20 | 内山 俊彦 | 伊藤 宏樹 | 2 | DF | |
DF | 36 | 蜂須賀 孝治 | ジェシ | 5 | DF | |
MF | 8 | 松下 年宏 | 稲本 潤一 | 20 | MF | |
MF | 11 | 関口 訓充 | レナト | 10 | FW | |
FW | 9 | 中原 貴之 | 小林 悠 | 11 | FW | |
FW | 13 | 柳沢 敦 | 小松 塁 | 17 | FW | |
手倉森 誠 | 監 督 | 風間 八宏 |
試合経過(得点、選手交代、警告、退場) | ||
30分[警告] | ■ 4 井川 祐輔 [C2] | |
32分[得点] | 23 登里 享平 [中央 13 → 右 14 ↑ 中央 23 ヘディングS] |
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45分[警告] | ■ 25 レネ サントス [C5] | |
■ 24 赤嶺 真吾 [C4] | 45+1分[警告] | |
■ 17 富田 晋伍 [C2] | 50分[警告] | |
52分[警告] | ■ 34 風間 宏矢 [C2] | |
54分[警告] | ■ 3 田中 裕介 [C5] | |
23 田村 直也 [右 10 ↑ 中央 相手DF クリア 6 ↑ 23 ヘディングS] |
56分[得点] | |
10 梁 勇基 [中央 直接FK 10 右足S] |
63分[得点] | |
64分[交代] | 25 レネ サントス → 5 ジェシ | |
15 太田 吉彰 → 11 関口 訓充 | 66分[交代] | |
68分[交代] | 31 風間 宏矢 → 11 小林 悠 | |
71分[交代] | 30 大島 僚太 → 10 レナト | |
27 朴 柱成 → 20 内山 俊彦 | 75分[交代] | |
24 赤嶺 真吾 → 8 松下 年宏 | 84分[交代] | |
89分[警告] | ■ 5 ジェシ [C1] |
[警告] | C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去 |
[退場] | S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回 |
[得点] | ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート |
90 | 45 | 計 | 計 | 45 | 90 | |
8 | 5 | 13 | シュート | 6 | 3 | 3 |
6 | 2 | 8 | GK | 12 | 7 | 5 |
6 | 1 | 7 | CK | 1 | 0 | 1 |
10 | 9 | 19 | 直接FK | 15 | 9 | 6 |
3 | 1 | 4 | 間接FK | 2 | 1 | 1 |
3 | 1 | 4 | オフサイド | 1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
手倉森 誠記者会見 |
<総括> まずは、しびれる試合でした。我々のゴールはサポーターの魂が乗り移ったゴールだったと思います。優勝に向けて一体となって、川崎を倒したんだな、と。 チームには試合前「激戦を覚悟しよう」という話をしました。フロンターレとは常に、ロスタイムでの決着だったり、激しい点の取り合いだったりということがこれまでの戦いでもあったし、ただ、我々としては、今シーズン2試合公式戦で負けているそのリベンジを果たしたいということと、「9月を制するチームが優勝へ駆け上がれる」という話をして、今日の9月の一発目を取りたい、と。いいかたちで一歩を踏み出せたと思います。 フロンターレは攻撃力をアップして、攻撃的だと自負しているチームで、自分たちはそれに対してまずはコレクティブに、握られたときはしっかり全員で守備をするんだ、という組織で対抗することをみんなで確認し合って、人をかけてきたぶんスペースが空いてくる、と。攻撃の優先順位をみんなで理解して前を取ること、カウンター、アタッキングサードに進入していくこと、その先にはクロスからの弱さがフロンターレはあると。とにかく外から攻め続けることを意識して(いきました)。先制される前に外からのクロス、何度かあったチャンスを決めていればこんなスリリングなゲームにはならなかったと思いますけれど。まあでも、1点を取られて、こうやって厳しい状況をひっくり返せたというゲームは、厳しさというのは、これからの10戦でますます上がっていくだろうと思っていますから、今日のようなゲームを経験して、勝点3を取れたことが、これからの戦いに弾みがつくと思っています。 ■田村選手と梁選手のゴールの評価をそれぞれお願いします。 まずセットプレーのところでは、我々のストロング(長所)のところだし、川崎のウィーク(短所)のところだと思います。おそらくマークをつけないからこそゾーンにしているんだろうなと思っているので。直接ゴールに向かうシュートではなくて、うまくずれたところで田村がファーストアクションの部分でセカンドアクションに反応できたということが大きかったな、と。1失点目と、自分が取ったゴールで、うまく帳消しにしてくれたと思います。 梁のFKは、その前のペナ(ペナルティエリア)でのハンドが見逃されてPKみたいなもので、あそこでFKをもらえたときには入ったなとは思いましたね。ひとつテンポを崩して蹴るあたりは、彼がフリーキックでのゴールに飢えていたというところだったと思うし、ゴール裏のサポーターが大きく息を吸ってくれたんだな、と思います。 ■前節に「広島との直接対決でとらえたい」と話されていましたが、今日首位に立つことができました。追われる立場になったことでメンタリティは変わりますか。 まず、前節に勝ったときには、広島の好調さを見れば今節を落とすことはないだろうなとは考えていたし、追う立場で敵地に乗りこみたかった、というところには、攻撃的な挑みの精神の中で、間違いなく入れるな、と。ただ、こうして首位で行くことになったときに気をつけなければいけないのが、守りに入ること、たとえば勝点を与えないことで最初からゲームに入ってしまうと、今に表現できているものが、スピード感を失ったり、大事にボールを保持しようとして裏目に出かねなかったり、と思っています。気をつけなければいけないのは、優勝に対して挑みの姿勢というものを、この2週間でしっかり作って、乗りこむ必要があるな、と。もちろん勝点3以上に値するゲームになると思うので、「そこに対してトライするんだ」という、トライの精神をじゅうぶん2週間で育みたいと思います。 ■今シーズン2敗した川崎Fのどこが攻略のポイントでしたか。 まずは彼らのストロングの足下でのパスワークからのコンビネーションは、気持ちよくやらせてはだめだと思いました。前半は本当に、中村選手をフリーにしたらピシャリと合わせてくる。ああいうところがやはりふたつ、みっつ続いてはやはり失点しかねなかったので、ああいうことはやらせたくはなかった、というところと、逆に、やらせないためには、自分たちがボールを握るというところ、握り返すということを意識してやるようにはしました。「アタッキングサードに入ったときに、バックパス、横パスを、窓を変えながら揺さぶることができればチャンスになる」という話をしていて、もう少しいやらしいことをやれればよかったのかな、と。1点目を取られた後に、若干ゴール前に攻め急いだり、チャンスの時に入れなかったり、というちょっと判断の遅れがあったのは否めなかったと思うのですが、そうなったときにセットプレーで点を取れそうな可能性が、フロンターレのスカウティングを見ていれば思ったので、それで取れたのは仙台らしいな、と思いました。 ■富田選手と角田選手の今日の動きについてはいかがでしたか。 まず相手の1トップ、トップ下、サイドハーフというところが、彼らの背後でプレーしたがる、と。そうなったときにはセンターバックとボランチの距離をしっかり縮めてプレスバックできるように、という話をして、そういったポジションをしっかり取ってくれたこと、あとは富田に関してはチームの中でもボール奪取率が非常に高い。今日は川崎のような攻撃に対して、彼のような機動力のある守備力というのはますます際だったんじゃないかと思います。二人のチャレンジアンドカバーというものは、センターバックも楽にしてくれたと思います。 ■「9月を制するチームが優勝へ駆け上がれる」という言葉のこころはどういうことですか。 リーグ戦は、夏はどこもやっぱり勝ったり負けたり引き分けたり、というところが、それぞれのチームに相次いだ。おそらく9月もそういった流れというものは続くのではないかと予想しています。そうなったときに連勝していくこと、できれば、より引き離すチャンスだなと思っていますから。そのなかに、9月の中旬には広島との頂上決戦があるし、10月の中旬には上位の浦和との頂上決戦があるし、ポイントのゲームがあって、下位とのゲームがある中で、全部取っていければ、大きく優勝に近づく月ではないかと思います。 |