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第21節 コンサドーレ札幌

2012Jリーグディビジョン1 第21節 公式記録
2012年8月11日(土)14:03 キックオフ 札幌ドーム
入場者数 11,945人 天候 屋内、弱風 気温 24.3℃
湿度 63% ピッチ 全面良芝、乾燥 時間 90分
主審 村上 伸次 副審 平野 伸一 / 川崎 秋仁
第4の審判 藤井 陽一 記録員 川野 恭司
コンサドーレ札幌 コンサドーレ札幌 2 0前半1
2後半0
1 ベガルタ仙台 ベガルタ仙台
ポジション 番号 選手   選手 番号 ポジション
GK 30 杉山 哲 先 発 林 卓人 16 GK
DF 2 日高 拓磨 菅井 直樹 25 DF
DF 29 奈良 竜樹 鎌田 次郎 2 DF
DF 39 金 載桓 渡辺 広大 3 DF
DF 6 岩沼 俊介 田村 直也 23 DF
MF 5 山本 真希 松下 年宏 8 MF
MF 10 宮澤 裕樹 梁 勇基 10 MF
MF 8 砂川 誠 太田 吉彰 15 MF
MF 37 ハモン 関口 訓充 11 MF
MF 15 古田 寛幸 柳沢 敦 13 FW
FW 38 テレ ウイルソン 18 FW
     
GK 1 高木 貴弘 控 え 桜井 繁 1 GK
DF 25 櫛引 一紀 上本 大海 29 DF
MF 17 岡本 賢明 内山 俊彦 20 DF
FW 11 前田 俊介 奥埜 博亮 7 MF
FW 13 内村 圭宏 武藤 雄樹 19 FW
FW 26 上原 慎也 中原 貴之 13 FW
FW 32 近藤 祐介 赤嶺 真吾 24 FW
     
石崎 信弘 監 督 手倉森 誠
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
38 テレ [C2] 4分[警告]  
  12分[得点] 3 渡辺 広大
[左 CK 10 ↑ 中央 3 ヘディングS]
  67分[交代] 18 ウイルソン → 24 赤嶺 真吾
8 砂川 誠 → 13 内村 圭宏 69分[交代]  
  75分[交代] 13 柳沢 敦 → 19 武藤 雄樹
38 テレ → 26 上原 慎也 77分[交代]  
2 日高拓磨
[中央 13 ~ ↑ 5 ↑ 2 ヘディングS]
79分[得点]  
  86分[交代] 11 関口 訓充 → 9 中原 貴之
15 古田 寛幸 → 17 岡本 賢明 87分[交代]  
オウンゴール
[中央 37 → 左 17 ~ → 中央 相手DF OWN GOAL]
90+4分[得点]  
[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回
[得点] ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
90 45   45 90
8 3 11 シュート 11 4 7
11 4 15 GK 7 2 5
2 1 3 CK 3 2 1
6 7 13 直接FK 8 4 4
1 0 1 間接FK 5 2 3
1 0 1 オフサイド 5 2 3
0 0 0 PK 0 0 0
手倉森誠監督記者会見

<総括>

 ロッカールームからここに来るまでを相当遠く感じました。それくらいこたえる敗戦だったと感じています。
 今日のゲームで、「我々はカップ戦の後のアウェイで、チームとしてもそのカップ戦で負けた悔しさ、連戦でのたくましさというものを勝って示そう」と言ってゲームに入りました。幸先良くセットプレーで点を取れて、ボールもチームとして動かしながら主導権を取れたゲームだったのですが、後半の残り15分くらいから、それは消耗する中ですけれど、札幌も意地を見せてきました。
 今日のゲームは厳しい戦いになることは、みんなが理解しながら挑みました。その中でもちろん、1-0では万全なスコアではないし、2点目を取りにいったところでその2点目が取れなかった、というところで今日の敗戦がありました。アタックのところで裏へのスペースというところをまず最初に消した札幌に対して、我々はコンビネーションや最後の精度というところで、多少のズレが今回は生じていたと感じています。
  「今シーズンの試合スケジュールの中で今日がいちばんしんどいぞ」という話は選手ともしていたのですが、このタイミングでのゲームはリーグ戦ではないので、コンスタントに戦える残りの13戦でしっかり優勝に向かってもう一回気持ちを強めてやっていきたいと思います。
 多くの、今日の勝利を信じて仙台から来てくれたサポーターが一緒に戦ってくれたのですが、勝点3を取られて申し訳ありません。次にホームでこのカップ戦と今節の負けを取り戻すべく、22節は柏にきっちり勝てるように共に闘っていきましょう、と言いたいです。

■敵陣でもだいぶボールを回せていましたが、そこから最後の崩しに対して途中から監督はアドバイスをしましたか。

 もちろん、しました。足下、足下のパスが多くて、そこに対してのチャレンジとカバーが相手もできればなかなか崩せない。そうなったときに、「スペースへの走りこみというものはアクセントとしていかなければいけない」と話して、あとは、「パスは速いボールでしなければいけない」という話はしました。
 鋭いボールが入ったときには「あわや」というシーンも確かにあったし、基本的に、緩くて相手に読まれそうなボールは今回は非常に多かったことが残念でした。でも、今日はプレーしながら、身に染みてもっと精度を高めたいと選手は思ったはずだし、そこに今度は期待したいと思います。

■前半にあれだけボールもゲームも握って危なげない試合だったのですが、後半に勝負で入れる縦パスがずれたり乱れたりしたのは疲労の影響なのでしょうか。

 本当に、そういったところがちょっとずつずれましたよね。ベンチから見ていてももったいないプレーが続いたときに、これはコンディションだろうな、と思いました。でも2点目が取れなければおそらくチームが落ち着かない状況というものもやりながらあったと思います。もちろん、ゲームが進めば1-0のままでもロスタイムのことを考えたと思いますし、それが1-1になった時点で、それでも精度はまだ上がらなかったし、コンディションだと思います。しっかりリフレッシュさせて、高められるようにしていきたいと思います。

■後半途中に相手が3バックにしてきたことへの対応はされましたか。

 まずは、相手の攻撃態勢は、途中で3バックになったとしても、最大攻撃態勢になったときには2センターバックとボランチ一枚を残してサイドバックを高く上げてくるので、オーガナイズ的にはあまり変わらないところだったので、最後のところの、自陣でのひねりあい、どちらにボールが転がるのかというところで、相手が出てきたところでシンプルにゴール前を襲ってきたというところで我々がやられた感があります。
 我々は逆に、相手ゴール付近で大事に崩そうとしたところでの大胆さに欠けた部分があったのかな、と思います。あとはホームとアウェイの違いです。

■渡辺選手が先制点を決めながらオウンゴールにも絡んで彼にとっては辛い結果になりました。彼には今後に向けてどういうことを伝えていきますか。

 彼だけではなく、それがサッカーだ、それが人生だということを教えてくれていると思います。成功したあとに必ずミスが来るのが人生だし、ミスしたあとにも心が折れないでいればまた成功も来るんだ、と。それが、今日の90分間のゲームの中で起きただけであって、また彼はこれを糧にたくましくなれると思うし、彼だけではなくてチームとしてこれを糧にしなければいけないと思います。
 もちろん、自分たちのリズムが多かった中で、結局取れずにいた時に、取られて、悪い結果になったということですが、この悪い結果をいい方向に変えていくのは自分たち次第しかないので、もっとたくましくなれ、ということだと思います。

■角田選手の不在が押しこまれることに影響したということはありますか。

 彼は中盤の底の核としてやってくれていたし、彼がいなくて色の出し方が違っても、今出ている選手たちはよくやってくれていると感じています。ただ、今、その中でもチームとしては我慢強く粘り強くやる時期だということをみんなが共有しているし、そのなかで来週からいよいよ角田も練習に合流できるという状況で、富田も入ってきますから、いよいよ全員が揃った中で残りのシーズンを戦っていけると感じていますから、コレクティブに全員で戦っているなか、誰かひとりに頼るというのではなく、これまでのスタンスで選ばれた選手がピッチでしっかり結果を出すべくやるんだ、という気持ちでやっていきます。

■札幌は前回と選手が入れ替わりましたが、今日戦っての印象を教えてください。

 まず、共通理解をしながらサッカーを進めるようになってきたという印象は、前々節の名古屋戦から見て取れました。そのなかで、ハモン選手を入れて、彼のアクセントで攻撃に色をつけようとしているのはじゅうぶんわかっていたし、それにしても名古屋戦や前節のC大阪戦に比べれば、中二日の我々に対して、それでもかなり守備的のような気がしました。もっと、バイタル(エリア)のプレッシャーというところをイメージしていたのですが、そこはなかったことが逆に驚いたことでした。でも、残りの試合に対して、いい勝ち方をしたと思いますから、逆に我々に勝ったぶん、ほかのチームにも勝ってほしいと思います。