VEGALTA SENDAI Official Website BACKNUMBER

第5節 ジュビロ磐田

2012Jリーグディビジョン1 第5節 公式記録
2012年4月7日(土)14:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
入場者数 13,147人 天候 曇、弱風 気温 6.1℃
湿度 53% ピッチ 良芝、乾燥 時間 90分
主審 吉田 寿光 副審 西尾 英朗 / 大川 直也
第4の審判 榎本 一慶 記録員 平井 恵美子
ベガルタ仙台 2 0前半0
2後半2
2 ジュビロ磐田
ポジション 番号 選手   選手 番号 ポジション
GK 16 林 卓人 先 発 八田 直樹 21 GK
DF 25 菅井 直樹 駒野 友一 5 DF
DF 2 鎌田 次郎 チョ ビョングク 24 DF
DF 29 上本 大海 藤田 義明 33 DF
DF 23 田村 直也 宮崎 智彦 13 DF
MF 17 富田 晋伍 山本 康裕 23 MF
MF 6 角田 誠 小林 裕紀 7 MF
MF 15 太田 吉彰 山田 大記 10 MF
MF 11 関口 訓充 松浦 拓弥 11 MF
FW 18 ウイルソン 菅沼 実 15 MF
FW 24 赤嶺 真吾 前田 遼一 18 FW
     
GK 1 桜井 繁 控 え 竹重 安希彦 31 GK
DF 3 渡辺 広大 千代反田 充 4 DF
DF 20 内山 俊彦 菅沼 駿哉 22 DF
MF 8 松下 年宏 金沢 浄 16 DF
MF 14 サッコーニ ロドリゴ ソウト 6 MF
FW 19 武藤 雄樹 押谷 祐樹 14 FW
FW 13 柳沢 敦 阿部 吉朗 30 FW
     
手倉森 誠 監 督 森下 仁志
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)

1分[警告]   18 前田 遼一 [C2]
6 角田 誠 [C2]  43分[警告]  
  58分[得点]  15 菅沼 実
 [左 10 ↑ 中央 15 シュート 相手GK こぼれ球 15 左足S]

61分[警告]   23 山本 康裕 [C1]
18 ウイルソン [C3]  62分[警告]  
15 太田 吉彰 → 19 武藤 雄樹  69分[交代]  
  72分[交代]  11 松浦 拓弥 → 30 阿部 吉朗
11 関口 訓充 
[右 24 → 中央 18 → 11 左足S] 
75分[得点]  
  79分[得点]  23 山本 康裕
 [中央 相手DF ~ 23 カット ~ 左足S]
17 富田 晋伍 → 8 松下 年宏  81分[交代]  

86分[警告]   24 チョ ビョングク [C1]
  87分[交代]  23 山本 康裕 → 6 ロドリゴ ソウト
23 田村 直也 → 13 柳沢 敦  88分[交代]  
11 関口 訓充 [C1]  90+1分[警告]  
18 ウイルソン 
[左 29 → 中央 25 ↑ 18 左足S] 
90+5分[得点]  
[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回
[得点] ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
90 45   45 90
6 4 10 シュート 3 0 3
3 5 8 GK 12 7 5
3 4 7 CK 3 2 1
9 5 14 直接FK 16 8 8
3 2 5 間接FK 7 1 6
2 2 4 オフサイド 7 1 6
0 0 0 PK 0 0 0
手倉森誠監督記者会見

<総括>

 試合前に選手達には「ビッグゲームだ。リーグの序盤に1、2位対決で、このシチュエーションに対して注目が集まる。その注目に値するゲームをしよう。対戦するジュビロも好調の中、今日のゲームは三連戦の三発目でもあるし、お互い好調同士。同じようなスタイルを持っているというところで、もう我慢比べになる」という話をしました。90分間の我慢をお互いにしたゲームになったな、と思います。まずはやはり2失点してしまったところを反省しなければいけないという部分と、先手、先手を取られて、追いかける状態でした。最後はしぶとく追いついて「負けなくてよかった」という気持ちと、90分間を振り返ると勝点3を取れたんじゃないかという悔しさと、ふたつの思いがあるな、と。チームには、「勝点3を取れたはずだという悔しい思いを持って次に進もう」という話をしました。
 ロスタイムでこうやって追いつけて、劇的な幕切れは、たぶん負けたくないと思ってくれる、スタジアムに集まったみんなの気持ちが乗り移ったゴールだったんだろうと思います。今シーズンはホームでは絶対に負けたくないし、ホームで強いチームが優勝すると思っていますから、今日は勝点1でしたがホームで勝点1だったぶん、アウェイで勝点を取り返して、まずは負けなしで進みたいと思います。

■ウイルソン選手のゴールは彼がチームにフィットしていることを示していますが、関口選手の同点ゴールと合わせて感想をお願いします。

 まず、ウイルソンにはここのところゲームで決定的なシュートが訪れています。そういったところで、まわりからもボールが集まってきているし、彼のシグナルもいいんだろうな、と思います。最近、本当にスピード感と切れが出てきて、ああいう決定的なチャンスを作れているので、彼はもっともっとこれからも良くなるだろう、と思いました。
 関口のゴールを演出したあのポストプレーもウイルソンからだったし、抜け出した関口が落ち着いて、今回は点を取ってみせるとみなさんに公約したそうですけれど、その通りになってよかったと思うし、アタッカー陣がこうやって代わりばんこにゴールにからむプレーをしてくれるということで、みんなが自信を持ってやってくれているし、関口のゴールでまたいっそう競争が高まるな、と思いますから、続けてほしいなと思います。

■ウイルソン選手にどういうものを期待して獲得したのかを教えてください。

 ウイルソンは日本でやれるかどうか、日本に合う選手かどうかというところをまずスカウティングしました。仙台のスタイルである全員守備・全員攻撃というところで、彼がやれるのかどうか。そしてブラジルの、彼の映像を拾ったときに、非常に献身的な守備をしていました。前からもチェイシングしてくれていました。
 今シーズンにラインを上げてコンパクトなサッカーをしたいと思ったときに、前からの守備というものは大切でしたから、そういったものはできるだろうなというところと、やはり足もとが確実におさまるので、取った瞬間にやはり起点になれます。また、前から取りに行こうとしたときに、いかにボールを握れるかということも大事ですから、ただディフェンスをできるだけではなくて、彼にはキープ力もあるし突破力もあるということで、効果的な補強だったと思います。

■2失点の反省点は。

 ゴールの局面を見ればあっさり入ったようなシーンですけれど、ゲームの流れをもう少し察知できればな、というふうに振り返っています。
 1点目を取られたときは関口が一回倒れたあとにもう一回我々が奪い返したあと、関口のところにまたボールがこぼれてきて、で、それをまた攻めこまれた状態でした。2失点目は我々が1-1で追いついた後、もう一回大事にしたところを、ねらいがうまくはまって引っかけられたと。そこでいかに違うプレーを選ぶのかということなんですよね。その流れで。確かに攻勢にはなった、確かに大事につないでいけるという判断だったかもしれないです。だけども、若干のピッチ状況、あと疲れ方というところを考えたときに、相手も疲れているわけですよね。で、どこにボールがあるのがいやなのか、と思えば、我々の後ろにあるよりも、相手の後ろにボールがあった方がいいんだ、と思えば、あのボールをもう少し前の方に選べれば、2失点目は食らわなくて良かったのかな、と思いました。最後のロスタイムのゴールがあれば、我々が2-1で勝っていたのかな、というふうに、やはり流れの部分をみんなとまた勉強したいと思います。

■(チーム)全体の変化も含めて柳沢敦選手投入時に託したメッセージを教えてください。

 まずはやはり、後ろの人数を削って前に人をかけるということは、前にボールを送れということですから、もうビハインドを負った時点で、最後に我々のオーガナイズを崩しかねない状況だったですけれど3-4-3にして、相手のディフェンディングサードで混乱が起きればいいな、と。ヤナギ(柳沢)には、とにかくスペースに走ってくれというところだったんですけれど、最初は出て序盤の1、2分はちょっと後ろに下げさせられるような展開になったときには、ジュビロにうまく逃げ切られるのかなと思いましたけれど、最後にまた盛り返して、ゴール前でアクシデントを起こしてくれた。ギャンブルはしてみるものだなと思いました。

■5連勝はなりませんでしたが、4勝1分という成績はどう考えますか。

 4と1だったら「良い」ということかもしれませんけど(笑)、5連勝できなかった悔しさというものをぜひチームみんなで噛みしめたいなと思っています。アウェイでの勝点1だったら「よし!」と言えたかもしれませんけれど、ホームで勝点3を届けられなかった悔しさの方が大事にしたいと思います。