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2016.08.02<トップ>トレーニング

夏場の戦いの疲労度を考慮しての2日間オフは、選手たちには恵みの休息になったことでしょう。
だからこそ立ち上げ日の今日のトレーニングは、蒸し暑さのなかでも集中して入りたいもの。
渡邉監督も自らトレーニングに加わり、「行こう、行こう!」と全体に声を掛けながら手綱を引き締めました。

体幹、バランス、チューブトレーニングで全員のコンディションを調整する西形フィジカルコーチ。
個々の表情の微妙な変化を読みながら、絶妙なタイミングの手拍子と大きな声で選手たちを引っ張ります。

あえて暑熱対策として、長袖ジャージやインナーを着込んでの走りこみ。
体感温度も上がり、息苦しく呼吸も容易ではありません。
1,000m × 3本のローパワーは3グループに分かれて実施しました。

ランニングで体力消耗した直後に基礎トレーニングへと移ります。
正確なボールコントロールが求められ、想定としては試合の残り15分くらい、夏場の実戦の疲労に近い状態と言えるでしょう。



トレーニング前、朝早くからクラブハウスに集まった監督とコーチ陣は、早々にトレーニング内容を議論します。
試合当日に最高のパフォーマンスを引き出すために何をするべきか。

本日は時間的にコンパクトなトレーニングでしたが、相手に、暑さに勝つために工夫が凝らされたメニューでした。

その成果を体現してくれているウイルソン選手は、3戦連続ゴール中。
チアゴ通訳に聞くと、「(パブロは)ウイルソンのプレーに相当の刺激を受けてますよ」と、新戦力の近況を語ってくれました。

1人の選手の活躍の背景には、監督をはじめ全スタッフの勤勉さと緻密(ちみつ)さが存在することを、サポーターのみなさまにお伝えしたいと思いました。