2016 レディース 練習風景, 2016シーズン, 2016 レディース

2016.7.26<レディース>トレーニング

泉パークタウンのクラブハウスに到着すると、真剣にパソコンを見続ける監督。
遠目からのぞきこむと、試合映像を何度も何度もチェックしながらメモを取っています。
ピッチ外の監督のレアショット。
普段とは違う表情をお届けします。

トレーニングは、軽いランニングからリフティング、ボール回しなどのウォーミングアップからスタートしてオフ明けの体を少しずつ起こしていきます。
それぞれのコンディションを洞察する監督の存在は、全体の雰囲気を引き締めていました。

基本的なパス&コントロールのトレーニングも、くさびを入れる縦パスの精度や受け手の動き出しのタイミングにこだわることで、難易度は変化します。
選手間のイメージの共有が不可欠で、スムーズな流れを作ることを要求されていました。

続いてのトレーニングは、心肺機能に負荷を掛けるだけでなく、数々のステップや切り返しは細かな筋肉を刺激し、ボディーバランスも鍛えられる万能形サーキットです。
コーチ陣が「走れー、行けー」と激が飛ばし、選手たちを鼓舞することで手の抜けない良いトレーニングになりました。
正直きつかったことでしょう。

GKだからといって特別扱いはありません。
フィールドの選手たちと同じメニューを消化しました。

最後は、4 対4のシュートゲームでした。
常にゴールを狙う戦術眼を養うだけでなく、コンパクトなスペースのなかで頻繁に攻守の切り替えを繰り返すことを意識づけるトレーニングで、見た目以上に疲労します。

内容の濃い1時間40分のトレーニングでした。

トレーニングの前には千葉選手の取材を実施しました。
ベンチを温める現状でも、「腐らず、落ち込まないこと。昨年は我慢(がまん)を続けて試合に出れた」と、前を向いてポジション争いを繰り広げます。

しかしトレーニング後は、同じポジションの同僚たちと肩を組んで笑顔で写真に収まります。
アスリートとしての精神を持った対応に好感を持ちました。
みんながんばれ。